大ヒットした『涙の女王』は、ジャンルを一つに特定できない多彩な作品だ。究極の恋愛ドラマであることは間違いないが、同時にコミカルな場面も多くて「コメディ」の要素も強かった。そんな視点で男性の登場人物を見ていくと、誰が一番笑えるキャラだっただろうか。ランキング形式で男性たちの「笑える度」を判定してみよう。
【関連】18歳年下の日本人女性に“一目惚れ”。韓国俳優の結婚相手が「超美人」と話題
7位/ユン・ウンソン(パク・ソンフン)
本当に狡猾な男で悪役として超一流。彼がいたから、『涙の女王』はあれほどストーリーがスリリングになったのだ。コミカルなセンスはゼロだが、嫌悪感でナンバーワンになっていた。
6位/ホン・マンデ(キム・ガプス)
裸一貫から財閥を築くほどレジェンド級の成功物語の立役者だが、あまりに感情的な性格で、ちょっと笑えないキャラだった。長く同居した愛人にもコロリと騙されていて、「財閥が没落しても仕方がない」と思わせる部分があった。
5位/ペク・ヒョンテ(キム・ドヒョン)
若い時は韓国で有数のボクシング選手。今もジムを運営していて両親と同居している。しかし、実態は妻と別居していて生活力がない。とはいえ、「とぼけた味」を持ったゆるキャラで、人間関係を賑わせる部分では貢献していた。
4位/ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)
能力はピカイチ。主人公として頭脳明晰でケンカも強い。本当に申し分のないキャラだ。しかし、守りに入ると弱い。ドラマの前半では酒に酔って泣きじゃくるシーンが何度もあった。その度にヒョヌのコミカル度がグングン上がっていた。
3位/ホン・ボムジュン(チョン・ジニョン)
本来なら財閥2世として経営の最前線に立たなければならないのに、ジグソーパズルばかりしている。ところが、財閥が乗っ取られてヒョヌの実家に転がり込むと、「水を得た魚」のように生き生きしていた。本当に憎めないキャラだった。
2位/ペク・ドゥグァン(チョン・ベス)
龍頭里(ヨンドゥリ)の里長だったが、選挙で落選して極端に落ち込んでいた。もともと、人望がなかったかもしれない。しかし、妙にペーソスがある人物だった。ホン・ボムジュンと気が合って2人で酒を飲むシーンは、まさに良質なコメディだった。
1位/ホン・スチョル(クァク・ドンヨン)
『涙の女王』でコメディ部分のまさに主役。財閥3世としては失格だが、とぼけた言動には大いに笑えた。特に、祖父のホン・マンデの80歳誕生パーティーで、「マンスンイ」という奇怪なマスコットを大まじめに披露した場面では、誰もが笑い転げた。本人は自覚していないが、天性の「勘違い男」の本領発揮だ。ダントツで「笑えるキャラ」のナンバーワン!
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【関連】『涙の女王』で世間知らずの財閥3世スチョルを演じるクァク・ドンヨンに大注目!
前へ
次へ