『涙の女王』でホン・ヘイン(演者キム・ジウォン)の父親、ボムジュンを演じる俳優チョン・ジニョン(59)が、多くの視聴者の心を打った。
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『涙の女王』第11話では、ヘインの病気を知ったクイーンズ家の変化が描かれた。
病室にいるヘインを見た母親のソンファ(演者ナ・ヨンヒ)は、ヘインの元夫であるヒョヌ(演者キム・スヒョン)を責めながら悲しみを表した。
そんなソンファを止めたボムジュン(演者チョン・ジニョン)の一言は「(我々に)それを言う資格はない」。これまで自分たちの感情や欲を優先し、“家族の役割”を見落としていたクイーンズ家の核心をつく、視聴者からは痛快なセリフだった。
放心状態になったボムジュンは、愛娘と一緒に過ごした時間を思い出しながらエレベーターの中で泣き崩れた。ヘインのことをもっとも可愛がっていたボムジュンだったため、このシーンは視聴者たちの涙を誘った。
脚本家のパク・ジウンは、これを単なるお涙頂戴に終わらせず、現代社会での“親の役割”を考えさせた。
ペク・ドゥグァン(演者チョン・ベス)と2人きりになった時、「子供が頼れない、情けない父親だ」と打ち明けるボムジュン。それを聞いたドゥグァンは「親は子にとって出来はどうあれ、灯台のようなもの」と彼を慰めた。
そして夕食の時間になると、みんなが集まった焼肉屋で「これからは私が家族に肉を焼く」と、トングを握るボムジュンの姿からは、薄情な財閥家から平凡で温かい家族に生まれ変わるクイーンズ家の変化をうかがわせた。
幅広い世代に面白さと共感を与えている『涙の女王』は、第12話が視聴率20%を突破する大ヒット中だ。韓国tvNで毎週土・日曜日21時20分に放送中。Netflixでも配信される。
(記事提供=OSEN)
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