パク・ヒョンシクが『青春ウォルダム』で演じる世子は恐ろしいほどの天才?

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華々しくNHKで始まった『青春ウォルダム 呪われた王宮』の主人公イ・ファンを演じているのはパク・ヒョンシクだ。「これほどの世子(セジャ)が過去に果たしていたのか」と思われるほどの凛々しい姿を見せている。

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そんなパク・ヒョンシクが扮するイ・ファンは「スーパー」な才能を持った世子として描かれている。なにしろ一度目にした文章の内容をすぐに記憶してしまうのである。これは恐ろしいほどの天才である証拠だ。とにかく彼は公式的な文章を見ても、そこに書かれていた人物の履歴まで頭に入ってしまう。こうなると、臣下たちもイ・ファンに畏怖を抱くことだろう。 

しかし、彼には致命的な弱点があった。それは突然現れてきた呪いの書によって精神的に苦しめられていたのだ。実際、彼は兄が急死したことで3年前に世子になったが、呪いの書には「兄を殺して自分が世子になったが最後には自分も死んでしまう」という予言が書かれてあった。それ以来、イ・ファンは眠れない夜を過ごすことになった。

そんな彼にとって救世主になりそうな女性がミン・ジェイ(チョン・ソニ)だ。彼女はイ・ファンの師匠の娘。しかも、友人と婚約までしていた。けれど、結婚する直前にミン・ジェイは自分の家族を毒殺した疑いをかけられて逃亡の身となった。両親と兄を殺したという汚名を着せられてしまったのだ。

ミン・ジェイがそんなことをするわけがない。陰謀によってはめられたのだ。ミン・ジェイは自分の潔白を証明しなければならない。そのためにあえてイ・ファンの元に近づいて彼の協力を得ようとした。

青春ウォルダム
(画像=tvN)

王宮にいる狡猾な人物

ミン・ジェイはどんな女性なのか。推理能力が抜群で、数々の殺人事件を解明したという経験を持っていた。それほど能力が高い女性がイ・ファンに近づいてきたとはいえ、彼もミン・ジェイをそのまま受け入れたわけではない。その人間性をじっくりと見極めなければならないのだ。

それでも、ミン・ジェイの言葉は強烈だった。「どんな陰謀も人間が仕掛けているのです。決して、亡霊が呪いの書を出してきたわけではありません」という発言はイ・ファンにとって最大の救いになるだろう。

彼は亡霊を恐れていた。しかし、イ・ファンが本当に恐れなければいけないのは、王宮にいる狡猾な人物なのだ。それは誰なのか。『青春ウォルダム 呪われた王宮』がそのあたりをしっかりと描いていく。

【『青春ウォルダム 呪われた王宮』ドラマ概要】
〔放送日時〕 
●NHK BSP4K 毎週日曜午後9時00分 
●NHK BS   毎週金曜午前0時25分[木曜深夜] 
〔役名/出演者〕
イ・ファン/パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ /チョン・ソニ
チャン・ガラム /ピョ・イェジン
ハン・ソンオン/ユン・ジョンソク

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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