テレビ東京の韓流プレミアで放送されている時代劇『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は、4月1日の第27話で、ピョンガン王女(キム・ソヒョン)が最大のピンチを迎えた。
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問題となったのは、コ・ゴン(イ・ジフン)とヘ・モヨン(チェ・ユファ)が新羅(シルラ)の使節として高句麗(コグリョ)の王宮に来たことだ。
ゴンとモヨンは高句麗から逃げた裏切り者だ。それゆえ、2人は斬首される可能性も高かった。それが新羅の狙いであった。要するに、高句麗から憎まれている2人を使節にすれば、もともと斬首される運命になりそうだったのだ。
とはいえ、2人は新羅の正式な使節なのだ。その重要な人物を斬首したとなれば、新羅が高句麗を攻撃する口実ができる。つまり大義名分が立つのである。それゆえ、あえてゴンとモヨンは新羅の使節に選ばれていた。
そのあたりの事情をピョンガン王女がよくわかっていた。それゆえ、新羅の使節を絶対に斬首してはいけないと国王に進言したのだが、それは聞き入れられなかった。国王はピョンガン王女の弟だ。しかし、姉と弟はことごとく高句麗の政策をめぐって対立していた。そんな中でも、ピョンガン王女は高句麗の発展を第一に考えて冷静に立ち回っていた。
一方の国王は、山に隠れてしまったオン・ダル(ナ・イヌ)をまた王宮に戻して、新羅から奪われた土地を奪還したいという気持ちが強かった。そこで、オン・ダルを連れ戻してほしいとピョンガン王女に依頼するのだが、彼女としては、それはどうしてもできなかった。
さらに、ピョンガン王女はゴンとモヨンが斬首される前に逃がした。このことで、ピョンガン王女は反逆罪という大罪に問われることになった。その末に斬首という運命が待ち構えていた。最大のピンチを迎えたピョンガン王女を救えるのはやはりオン・ダルしかいない。もはや、彼は山の中で隠れているわけにはいかなかった。
大ピンチのピョンガン王女。そんな局面となって、オン・ダルはどうする?
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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