テレビ東京の韓流プレミアで放送されてきた時代劇『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』も、ついに終盤を迎えた。いよいよフィナーレに向かって壮絶な戦いが始まっていく。主要な登場人物4人は、どんな結末をたどっていくだろうか。
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ピョンガン王女(キム・ソヒョン)は弟が国王になって立場が難しくなってきた。弟は国王になって尊大になってしまい、姉に対して挑発的な態度を取る。仕方なく、ピョンガン王女も自粛せざるをえなかった。
そんな彼女が頼りにしていたオン・ダル(ナ・イヌ)は、育ての母が殺されたことを契機に山に戻ってしまった。さらには4年も1人でこもっている。彼は亡き母の幻と対話しながら、じっと孤独に耐えているのだ。
寂しいのはピョンガン王女も同じだ。彼女は会いたい気持ちに耐え切れず、山にいるオン・ダルに会いに来た。しかし、彼はやせ我慢をして「誰も知らない遠くへ行きます」と最愛のピョンガン王女を突き放す。それが真意でないことは明らかだ。彼はきっと、ピョンガン王女を助けるために王宮に帰ってくることだろう。
コ・ゴン(イ・ジフン)とヘ・モヨン(チェ・ユファ)は、高句麗(コグリョ)から離れて新羅(シルラ)にいた。2人はピョンガン王女とオン・ダルの敵だ。いずれ新羅の手先となってピョンガン王女の命を狙うことになるだろう。
それにしても、コ・ゴンはかつてピョンガン王女の武術の師匠であり、彼女のことをずっと恋慕していた。しかし、宿敵オン・ダルによって究極の愛を断念せざるをえなかった。その瞬間から愛は憎しみに変わり、ついにはピョンガン王女の命を狙う悪役になりさがった。
彼は果たして、どんな手を使ってピョンガン王女の命を奪おうとするのか。そのピンチに際してオン・ダルはどれほど頼もしい存在になれるのか。見どころが本当に多い。
残りわずかとなった『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』。スケールが大きい時代劇の終盤を前にドキドキ感が止まらなくなってきた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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