テレビ東京の韓流プレミアでは、長く続いていた『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』が終了して、2月23日から新たに『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』が始まった。
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このドラマは韓国KBSで2021年2月から4月まで放送されていて、第48回韓国放送大賞のドラマ部門で作品賞を受賞している。それほど評価が高い作品であったのだ。
ヒロインとなるピョンガン王女を演じるのがキム・ソヒョンで、相手役のオン・ダルに扮しているのはナ・イヌである。特に、ナ・イヌはいま大人気になっていた『私の夫と結婚して』で大活躍している。その3年前に出演していたのが『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』というわけだ。
このドラマの舞台になっているのは、6世紀中盤の高句麗(コグリョ)である。第1話からのストーリーを見てみよう。
561年、高句麗は平原(ピョンウォン)王が統治していたが、桂婁(ケル)部族のトップであるコ・ウォンピョが実権を握っていた。ヨン王妃は王室と民衆を守るために、視察と称して順奴(スンノ)部族のオン・ヒョプ将軍に協力を求めに行く。
その一方で、コ・ウォンピョはヨン王妃を罠にはめるために、国王の側室であるチン妃と結託してヨン王妃の不義を捏造する。すると、強烈な嫉妬心によって平常心を失った平原王は、コ・ウォンピョの策略に引っ掛かってヨン王妃の殺害を指示してしまう。
当時、ヨン王妃の娘であるピョンガン王女は、高句麗を絶対に守るという強い気持ちを持っていた。彼女はオン・ヒョプ将軍の息子であるオン・ダルと知り合ったが、すぐに2人とも過酷な運命にさらされてしまう……。
ここまでが第1話のあらすじだ。その8年後、記憶をなくしていたピョンガン王女は「カジン」という名前で王族を狙う刺客になっていた。あまりに立場が違いすぎているのだが、第2話以降も本当に面白い展開になっていく。まさに、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』はスケールが大きい古代の歴史物語なのだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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