【韓流20周年こぼれ話】『冬のソナタ』でチェ・ジウが役の参考にしたことは?

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日本で2003年に韓流ブームが起きるきっかけになったドラマは、誰もが知るように『冬のソナタ』であった。このドラマではチェ・ジウがヒロインのユジンを演じた。

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チェ・ジウに対するユン・ソクホ監督の期待はとても大きかった。

「彼女と一緒にドラマを撮ったのは『冬のソナタ』が初めて。それ以前もお互いによく知っていたし、ぜひ一緒に仕事をしたいと思っていました。けれど、なかなか時間が合わずに夢がかなわなかったんです。『冬のソナタ』は忘れられない初恋を描いた内容なので、純粋なイメージをもった女優がぜひ必要だった。そのときに、頭に浮かんだのがチェ・ジウ。まさに、ユジンの役にピッタリだと思いました」

有名な監督のラブコールに感激したチェ・ジウだったが、ユジンを演じるうえでは不安もあった。

「高校時代のユジンはとてもおてんばでしたよね。私は『冬のソナタ』の前のドラマでは明るい役がとても少なかったので、おてんば娘の役はちょっと照れくさい気持ちもありました」

『冬のソナタ』が撮影された2002年当時のチェ・ジウ

一世一代のはまり役

しかし、チェ・ジウはとても勘がいい女優だ。難しく考えず、あくまでも撮影現場の雰囲気に合わせて演技することを優先させた。

「ユン・ソクホ監督がうまく自分を引き出してくれましたので、自由な感じで演じることができました。特に私が心掛けたのは、最初はできるだけ明るいユジンの姿を見せることです。なぜなら、最初に明るい姿を見せておけば、あとで大人になったユジンを演じるときでも違いが際立つと思ったのです。それで、高校時代のユジンを少しオーバーに演じてみました」

想像力を働かせて、チェ・ジウはどんな場面も自分の経験に置き換えてみた。

「ユジンは初恋の心の痛みをずっともち続けている女性でした。私も、ユジンを理解するために自分の初恋を思い出しました。そうやって自分とユジンを重ね合わせていたので、純粋にユジンの心に感情移入することができました」

やはりユジンの役は、チェ・ジウ以外は考えられない……冬ソナを愛する人は誰でもそう思っているはず。まさに、ユジン役は女優チェ・ジウの一世一代のはまり役になった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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