前作『ブラインド』(原題)で刑事に扮し、カリスマ性あふれる熱演を披露した2PMテギョン。今度はKBS2の新ドラマ『ハートビート』(Prime Videoで配信中)で180度違うキャラクターを見事に演じ、ファンの驚きを誘った。
【関連】2PMテギョンにとって新ドラマ『ハートビート』は「胸をときめかせる作品」
テギョンは劇中、100年のうち1日が足りずに人間になれなかった“半人ヴァンパイア”ソン・ウヒョル役で熱演を繰り広げた。
朝鮮時代に切ない恋をし、京城のモダンボーイとしてすべてを手にしていた全盛期を経て、現代ではイネ(演者ウォン・ジアン)によって1日早く目覚めたことを知るウヒョル。テギョンは彼の紆余曲折を柔軟に描き出し、視聴者の笑いと共感を誘った。
ウヒョルは朝鮮時代に出会った女性、ヘソン(演者ユン・ソヒ)と再会して胸が躍る恋をしたがる人物。
何百年間生きるなか、人間になるために洞窟の中でニンニクを食べたり、お寺で108回参拝したり、ついには棺で100年間眠るという苦難の時間を耐え抜くが、テギョンは各時代に自然と溶け込みながらも終始人間味あふれるヴァンパイアの奮闘を表現し、笑いを誘った。特に、恋に落ちた人間に憧れ、心の奥底に純愛を秘めたキャラクターの魅力を極大化した。
何よりもくっきりした目鼻立ちと優れたファッションセンス、パーティーを開く財力まで、すべてを兼ね備えながら“ギャツビー”を想起させる姿と、人間の血を欲しがらず、ただ恋に落ちた人々を見守るロマンチックな姿など、テギョンのシンクロ率は抜群だった。
人間になるためにすべての富と名声を諦め、棺に入りながらも「人間になれば真っ先に鏡を見るよ。どれほどハンサムなのか確認する」と言うシーンでは、ウヒョルの愉快な魅力を垣間見せた。
そして、現代で1日早く目覚めてしまったウヒョルのコミカルな様子でも、テギョンの真価が発揮された。
自分を起こした人間・イネに首筋を噛まれて救急車に運ばれたり、インスタントラーメンを食べて感激する姿、華麗だった過去とは違って無一文のため屈辱を味わう姿など、他のドラマで見てきた冷たいヴァンパイアのイメージを完全に覆し、今後の“テギョン印”ヴァンパイアに対する期待感を高めた。
テギョンは「台本から心が温かくなるドラマだった。ウヒョルを通じて僕のポジティブなエネルギーと明るい姿を久しぶりにお見せすることになり、ワクワクするし楽しい気持ちになる。ヴァンパイアのウヒョルが人間になろうと奮闘する過程を、楽しく見てほしい。その過程でウヒョルが悟る人間らしさについても、視聴者が共感できるドラマになると思う」と、愛情のこもった挨拶を伝えている。
『ハートビート』は、毎週月・火曜21時45分に放送中。Prime Videoでも同時配信中。
(記事提供=OSEN)
■【関連】『ハートビート』脚本家が自信。「従来のヴァンパイアとは違う話」
前へ
次へ