【あの人は今】『トンイ』でハン・ヒョジュを守り抜いたペ・スビンのその後

このエントリーをはてなブックマークに追加

これまでに優しい感性を活かした演技を披露してきたペ・スビン。特に印象的だったのが2008年の『風の絵師』で、彼は朝鮮王朝第22代王・正祖(チョンジョ)を立派に演じていた。

【関連】【あの人は今】『トンイ』で悪役を演じたイ・ソヨンは厳しい芸能界をどう生きてきたか

また、2009年に大ヒットした『華麗なる遺産』では、ペ・スビンがヒロインのハン・ヒョジュを支えるレストランのオーナーに扮していた。

こうしてキャリアを積み重ねたペ・スビンは、2010年に再びハン・ヒョジュと共演して『トンイ』に出演した。彼が演じたチョンスは、主人公トンイを兄の立場でしっかり見守る役であった。

ドラマの中で、苦しい境遇が多かったトンイにとって、チョンスがどれほど頼りになったことか。

それでも、チョンスは本心でトンイを愛していたはずなのに、その気持ちを隠しながら兄の立場で接しなければならなかった。そういうチョンスの苦しみを、ペ・スビンは優しい感性で巧みに演じていた。

ペ・スビン
2024年には映画の主役を演じたペ・スビン

優しい感性を活かした演技

撮影時のことをペ・スビンは次のように振り返っていた。

「『トンイ』に出演して、泣いたことがあります。それは人を大切にして、人を守るのは本当にいいことだということです。けれども、それをドラマでも現実の中でも実践するのは大変だなあ、と感じました。私もチョンスを見習って、『大切なのは人を守ることであり、人を守れるように努力しよう』と思いました。そういうことをドラマでたくさん学びました」

このように語っていたペ・スビン。本当に、画面で見たとおりの誠実な人柄だった。

『トンイ』の後も、ペ・スビンはコンスタントに様々な作品に出演しており、2020年にはドラマ『優雅な友達』で多面性のある病院の院長に扮していた。

また、2021年のドラマ『恋慕』では朝鮮王朝の高官の役を演じて、強烈な印象を残した。さらに、映画『夏の終わり頃のラトラビアタ』(2024年)ではキム・ジヨンと共演して堂々たる主役に扮していた。

プライベートでは、2013年に一般女性と結婚したが、2020年に離婚して現在は独身となっている。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

【関連】『冬のソナタ』で美しすぎる悪女を演じたパク・ソルミは二女のママ!

【関連】【あの人は今】『チャングム』で最高の師匠を演じたヤン・ミギョンのその後

【関連】【あの人は今】『チャングム』でイ・ヨンエと宿敵対決を繰り広げたホン・リナのその後

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事