テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『紳士とお嬢さん』は、4月5日の第40話でパク・ダンダン(イ・セヒ)の実母がクローズアップされた。
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ダンダンが赤ん坊の時に実母は夫のスチョル(イ・ジョンウォン)と娘を捨てて家出してしまった。それ以来アメリカに移ったのだった。
途方に暮れたスチョルであったが、ヨンシル(オ・ヒョンギョン)と再婚することでなんとか生活を立て直した。しかし、スチョルはダンダンに対して「母親は死んだ」とずっと伝えていた。それはダンダンが母親に捨てられたことで傷つくことを恐れたのだ。
しかし、当のダンダンは寂しかった。母親のお墓も知らなければ写真も見ていない。なんだかおかしいと思っていたが、スチョルが真実を語らなかったので、ダンダンも従うしかなかった。
それでも、スチョルの浮気のせいで母親が死んだと思い込んでいたので、再婚相手のヨンシルに対してダンダンは良い感情を持っていなかった。これも全てスチョルがダンダンの母親のことを隠したことが原因となっていた。
実際、ダンダンの母親はアメリカで成功したエナ代表(イ・イルファ)である。彼女は交通事故で顔を負傷したために整形をして別人のように変わってしまった。そのために、彼女がヨングク(チ・ヒョヌ)のパートナーとして韓国にやってきた時、スチョルはエナ代表が昔の妻であったことがわからないままだった。
その一方で、エナ代表のほうはスチョルとダンダンの素性が全部わかっている。それゆえ彼女はアメリカに一緒に行こうと二人を誘ったのだが、最初は乗り気だったダンダンとスチョルも結局はアメリカ行きを断ってしまった。これによってエナ代表は窮地に追い込まれたのだが、絶対に二人をアメリカに連れて行くと決意を固くしていた。
こうしてダンダンの実母をめぐるストーリーは佳境に入ってきた。『紳士とお嬢さん』では、果たしていつスチョルとダンダンがエナ代表の本当の姿に気がつくのか。それが当面の焦点になってくる。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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