【急転直下の『紳士とお嬢さん』】記憶喪失騒動で二転三転するヨングクは果たしてどうする?

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チ・ヒョヌが演じるヨングクの頭の中ではさぞかし記憶が行ったり来たりしていることだろう。テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『紳士とお嬢さん』は、3月29日の第35話でヨングクの記憶喪失に新たな展開が起こった。

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そもそも、ヨングクは山の事故をきっかけとして、22歳から41歳までの記憶をなくしてしまった。彼はその間に室長サラ(パク・ハナ)と婚約をしてパク・ダンダン(イ・セヒ)との愛を忘れようとしていた。

しかし、どうしてもサラのことを愛せないでいる間に徐々にヨングクの記憶が甦ってきた。そうしてダンダンとの愛を取り戻そうとした瞬間にヨングクは路上で倒れてしまって病院に担ぎ込まれた。

周囲が心配する中で目覚めたヨングクは、以前のように記憶が戻っていた。もう22歳だったヨングクではない。彼は41歳の会長として立派に立ち直ったのだ。

しかし、記憶は完全ではなかった。実は22歳のヨングクに戻ってしまった数ヶ月の記憶のほうがなくなってしまっていたのだ。その間にサラと婚約をしたことも知らなかった。それなのに婚約した事実を知らされてヨングクはビックリしてしまった。

画像=KBS

子供たちの応援を受けた2人

しかし、さすがにサラは言い訳がうまい。やむを得ず婚約に至った経緯をサラはヨングクに的確に説明して彼を納得させた。このあたりのサラの弁舌は一枚上手であった。

いずれにしても、記憶をなくしている数ヶ月の間にサラと婚約式まであげたという事実は重い。22歳のヨングクであれば、軽い気持ちで前言を翻すことができたのだろうが、41歳の会長に戻ったヨングクには無理だ。

たとえ本意でなかったとしても婚約を自らした事実はごまかせないと悟り、責任を取る腹積もりを固めた。婚約を破棄してダンダンとの愛に素直に向き合えばいいと思うのだが、実直なヨングクはそれができない。仕方なく、彼はダンダンとの別れを決意した。

ダンダンはヨングク家を出る覚悟を決めたのだが、3人の子供たちがそうはさせてはくれない。その結果、ダンダンは再び家に留まる決心をした。

結局、振り出しに戻ったヨングクとダンダン。室長サラの巧みな切り返しによって引き裂かれたままであったが、子供たちの応援を受けて2人はどのように愛を取り戻していくのか。そこに注目している。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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