テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『紳士とお嬢さん』に出演しているカン・ウンタクは、『復讐の花束をあなたに』で堂々たる主役を演じていた。このドラマでカン・ウンタクが演じるイ・テプンは高校生の時に事故によって知的障害を負ってしまう。
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その後の人生でも様々に不幸をもたらしてきた連中に苦しめられた。しかし、彼は優れた知能へと甦り、以後は痛烈に復讐していくという内容になっていた。とにかく、カン・ウンタクは主役として味のある演技を披露して見事だった。
そんな彼が『紳士とお嬢さん』で演じているのはイケメンのチャ・ゴンである。
彼はヒロインのパク・ダンダン(イ・セヒ)の継母ヨンシル(オ・ヒョンギョン)の弟という設定だ。チャ・ゴンは投資の失敗で韓国から逃げてしまい、母と一緒にベトナムで苦労してお金を貯めて戻ってきた。
そして、ヨンシルの息子であるデボム(アン・ウヨン)と一緒にキッチンカーで焼き鳥を売り始めたが、なかなか商売がうまくいかず、結局は主人公ヨングク(チ・ヒョヌ)の会社の運転手となっていく。
そんなチャ・ゴンは、ヨングクに執拗に結婚を迫っている室長のサラ(パク・ハナ)が失恋して自殺を図った時に助ける役割を果たした。
それ以後、チャ・ゴンはサラと偶然に出会うことが多かったが、彼がヨングク家の運転手になったときは、2人の危うい駆け引きも見られるようになった。
ヨングクとの婚約を実現させるために、サラにはチャ・ゴンが邪魔な存在でもあった。そのあたりはチャ・ゴンもわきまえていたが、ガラリと展開が一変するのも「韓ドラあるある」であり、今後はチャ・ゴンとサラが関係性を急変させる可能性も大いに残っている。
いずれにしても、カン・ウンタクは間違いなく主役級の俳優であり、『紳士とお嬢さん』でも存在感のある役割をこなしていくはずだ。
果たして、チャ・ゴンは野心まんまんのサラとどのように絡むのか。先が見通せない展開も大いに楽しみだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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