テレビ東京で放送中の『紳士とお嬢さん』は展開がどんどん速くなっている。イ・セヒが扮するパク・ダンダンとチ・ヒョヌが演じるイ・ヨングクの2人は、年の差を乗り越えて徐々に「愛の予感」を感じさせるようになった。これからますます2人のプライベートな距離感が近くなっていくだろう。
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同時に、2人の周辺が賑やかになってきた。
最初に取り上げたいのはダンダンの実の両親だ。父のスチョル(イ・ジョンウォン)は警備員の職に就くことになったが、彼が嘘つき女に困らせられたときに助けてくれたのが、ヨングクが信頼するエナ(イ・イルファ)であった。
彼女はダンダンの実の母親だ。しかし、ダンダンが赤ん坊のときに家を出てしまい、スチョルは「母親は死んだ」とダンダンに言い聞かせていた。その後、エナはアメリカで成功して韓国に戻ってきてスチョルと再会した。
とはいえ、スチョルはエナの正体に気づいていない。彼女が事故で顔を整形していたからだ。つまり、エナは元ダンナと娘のことをわかっているのに、スチョルとダンダンはエナの本当のことを知らないのだ。この状況でいつエナの素性が明かされていくのか。ここが大きなポイントになってくる。
さらに、キッチンカーの商売を始めたデボム(アン・ウヨン)とゴン(カン・ウンタク)の先行きも気になる。デボムはヨングクの妹のセリョン(ユン・ジニ)から惚れられているのだが、彼の家族のことをセリョンの母親が「寄生虫」「詐欺師」と罵倒した経緯があって、セリョンとは完全に別れたはずだった。しかし、セリョンが泥酔してデボムの家に押しかけるほど求愛している。
それでも、デボムの母親のヨンシル(オ・ヒョンギョン/ダンダンの継母)は、訪ねてきたセリョンを追い払ってしまった。さらに「二度と来ないで!」ときつく言い放った。こういう難しい状況でセリョンはどこまで愛を貫こうとするのか。
このあたりの展開も本当に面白い。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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