テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『帝王の娘 スベクヒャン』は、10月31日の第6話までで序盤のプロローグが終わった。これからは成長した主人公たちが大人として登場して、波乱万丈な物語が本格的に幕を開ける。
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主人公の2人は、ソルラン(ソ・ヒョンジン)と太子ミョンノン(チョ・ヒョンジェ)だ。
ソルランは本来なら百済(ペクチェ)の25代王・武寧(ムリョン)王の娘。母親のチェファ(ミョン・セビン)と王は将来を約束しあった仲だったのに、チェファの父親が先王を毒殺したことで武寧王によって自害させられた。その混乱の最中に王はチェファが死んだと聞かされて、彼女を偲ぶことしかできなかった。
しかし、実際にチェファは使用人のクチョン(ユン・テヨン)に助けられて生き延び、無事に出産した。その娘がソルランであった。
さらにチェファはクチョンと結婚して娘を産んだ。それが、ソルランの異父妹となるソルヒ(ソウ)だ。以後、ソルランとソルヒは数奇な運命をたどることになる。
一方、武寧王の息子として成長したのがミョンノンであった。彼は、本当は先王の実子なのだが、遺言にしたがって武寧王の子供として育った。義理堅い武寧王は、約束をしっかり守り抜いたのだ。こうして大人になったミョンノンは、太子として立派な人生を歩んでいこうとした。実際、それだけの素質を持っていた。
逆に、性格に問題があったのがチンム(チョン・テス)だ。彼はもともと武寧王の実子だった。しかし、ミョンノンを太子にする過程でチンムは王宮の外に出されて育った。いわば、子供の入れ替えの当事者となって運命を変えられた男なのだ。それが災いだったのか、チンムは大人になっても放蕩を繰り返して評判がよくなかった。結局、彼が様々なトラブルを引き起こしていくのだが……。
こうして主要キャストの境遇が明らかになって『帝王の娘 スベクヒャン』の愛憎劇は本編が華々しく始まった。今後の展開が本当に見逃せない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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