韓国tvN新ドラマ『エージェントなお仕事』に主演する俳優イ・ソジンが、「少し不憫で、共感できる人物」という役柄を明かし、興味を集めている。
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同作は、Netflixで配信中のフランスの国民的ドラマ『エージェント物語』の韓国版リメイク。韓国最高のスターたちと働く“プロのマネージャー”でありながら、プライベートにおいては素人にすぎない人々の仕事と恋愛模様が、大手事務所「メソッドエンターテインメント」を舞台に繰り広げられる。
イ・ソジンは劇中、メソッドエンターテインメントの総括理事マ・テオ役で新しい挑戦に乗り出す。
マ・テオは仕事において常に確信に満ちており、利害打算が早く、希望を叶えるためには手段を選ばない人物。しかし、イ・ソジンは徹底したキャラクターの後ろに隠された姿を見抜いた。
「仕事と家庭ともに100点を取りたくて、奮闘する人だ。冷たくて完璧に見えるが、その中にはミスがある」とのこと。表向きの徹底した姿と同時に、善と悪をすべて持つ平凡な現代人の面を見た彼は、だからテオが「少し不憫で、共感できる」と感じたという。
それは、イ・ソジンが出演を決めた理由にも影響を及ぼした。
「限りなく冷徹だが、内面に隠された温かさがしきりに表出され、会社でも家でも喜怒哀楽の紆余曲折を体験する。それで今まで演じてきた役とは全く違う姿を見せられそうだった」
現実ではスター俳優である自分もまた、自分のために働くマネージャーといつも一緒に過ごしているからこそ、作品のエピソードが「自分の話かもしれない」という点が興味深く感じられたという。
イ・ソジンは役作りにも心血を注いだ。「成功に対する野望も大きく、社会的地位も高いマ・テオは、隙のない姿を非常に重要視する」という分析をもとに、スーツを着用。その一方で、華やかな芸能界に携わる人らしく、一般の会社員と差別化を図って「コンビジャケットを着たり、ネクタイをしないなど、細かい部分でもおしゃれに見えるようにこだわった」という。演技の部分では「シニカルと温かさを行き来する感情を自然に表現することに重きを置いた」と説明した。
会社の同僚として共演するクァク・ソニョン、ソ・ヒョヌ、チュ・ヒョニョンとのアンサンブルは、言うまでもなく「良い」という。
「親しい俳優が1人もいない作品は今回が初めてだった。だから久々に緊張感を持って作品に臨んだ」と率直に明かしたイ・ソジンは、「セットプレイが多いオフィスドラマだし、会社の全メンバーが一緒に出てくるシーンが多いのでお互いに合わせながら過ごす時間が重なって、本当の仲間になった」と話した。
最後に「華やかなスターたちの特別出演」を見どころとして挙げたイ・ソジンは、「スターたちをただのカメオで活用しない。各自の状況に合わせてフィクションとリアルをミックスすることで面白さを増し、これは彼らのリアルなストーリーなのか?という好奇心を掻き立てる。それでいて、スターたちを輝かせるマネージャーたちの働きぶりを通じてそれぞれの成長も描く」と期待感を高めた。
イ・ソジンが主演する『エージェントなお仕事』は、11月7日22時30分に韓国tvNにて放送開始。
(記事提供=OSEN)
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