映画『お嬢さん』『別れる決心』などを執筆した脚本家チョン・ソギョンの新作ドラマ『シスターズ』は、どんな物語だろうか。
Netflix(ネットフリックス)で配信予定の『シスターズ』(tvN)は、貧しいが仲良く育った三姉妹が韓国で最も裕福で有力な家族に対抗する物語。巨大な事件に巻き込まれた三姉妹が、「お金」という人生の宿題を解いていく過程が熱く爽やかに繰り広げられる。
少しずつベールを脱ぐほど関心を集めている『シスターズ』は、謎の700億ウォンをめぐるダイナミックなストーリーを予告し、同名の古典小説『若草物語』(『シスターズ』の原題は『若草物語』である)のリメイクかもしれないという予想を覆した。
タイトルに苦心したというチョン・ソギョンは「『若草物語』は少女たちにとって魂の本であり、やはり貧困に関する話だ。私はこの姉妹たちを現代の韓国社会に連れてきてみたかった。すべての場所と時代で貧しかった少女たちに対する連帯感を込めて、また、小説に対する尊敬と感謝を込めてあえて『若草物語』にした。世の中の多くの小さなお嬢さんたちの話に、この話も加えたかった」と、タイトルの意味を明かした。
また、チョン・ソギョンはお金に対する話が溢れる社会において、「そういう社会の魂はどんな姿なのか」「お金に対する私たちの欲望はどこから来たのか」「お金はあなたの魂にとってどんな意味なのか」を聞きたかったと、作品の企画意図を説明。
それと同時にこれは「若者たちの話」ということも強調する。
「10代、20代、30代前半の若者が主人公の話を書きたかった。すべての登場人物が自身の目標のために死ぬ気で走り、転がり、血を流し、戦い合う。世の中の他の話と似ている」とし、主人人公たちが作り出す「新しさ」を魅力として挙げた。
演出を手がけるキム・ヒウォン監督への厚い信頼も示した。
物語がますます膨らむことで、どこまで行くか怖い瞬間もあったが、キム監督と一緒だったから大丈夫だったという。キム監督との作業については「非常に性能の良いスーパーカーに乗った気分だ。遠く離れた場所で仕事をするのに、一緒に新しいものを作っているという連帯感を感じさせる方だ」と語った。
最後には「ドラマというのは、視聴者の一番近いところから仕入れる話だと思う。だから皆の話になるように描きたかった。大切な夕方、時間を出してドラマを見てくださる視聴者の皆さんに前もって感謝を申し上げる」と、愛情たっぷりのメッセージを残した。
『シスターズ』は、韓国tvNにて9月3日21時10分に放送開始予定。Netflixでも同時配信予定。
(記事提供=OSEN)
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