夏、真っ盛りの今。以前だったら海に出かける人が多かったと思うが、コロナ禍の現在はなかなか海に出かけられない。そうであるなら、せめて海の情景が美しいドラマを堪能して、真夏の雰囲気を大いに謳歌したいところだ……ということで、目に鮮やかな海の映像美がたくさん織り込まれた傑作ドラマをピックアップしてみた。
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キム・テリとナム・ジュヒョクが主演した『二十五、二十一』。キム・テリが演じるのはフェンシングに打ち込む高校生のナ・ヒド。最高の快活キャラだ。ナム・ジュヒョクが扮するのは後に若きキャスターになるペク・イジン。
このカップルを囲む仲間3人も素敵なキャラで、5人は真夏の海で楽しい修学旅行を満喫する。その最高の思い出をモチーフにしたのが『二十五、二十一』で、ノスタルジックな青春ドラマの会心作だ。
辛い仕打ちを受けてソウルにいられなくなった歯科医師のユン・ヘジン(シン・ミナ)。彼女を救ったのが、海辺の景色が素晴らしいコンジンという港町だった。彼女は移り住んで開業する。そんな彼女を手助けしたのが、地元で信頼を集めるホン・ドゥシク(キム・ソンホ)だ。
こうして、2人はときには口論になりながら大人の素敵なラブロマンスを繰り広げていく。人情があって風光明媚な港町……ああ、コンジンに住みたい、と視聴者を絶対に思わせる珠玉のストーリーだった。
今まで見たドラマの中で俳優陣が一番豪華だった作品である。イ・ビョンホン、シン・ミナ、チャ・スンウォン、イ・ジョンウン、ハン・ジミン、キム・ウビン、オム・ジョンファ、キム・ヘジャ、コ・ドゥシム。これほどの大物俳優たちが、済州島(チェジュド)を舞台にオムニバス形式で次々に登場する。
そこで展開されるストーリーが素晴らしかった。そして、人間の生活の背景で描かれる海の情景の鮮やかさ。そんな映像美を見ていると、「やっぱり海はいいなあ」と心から思える。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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