『社内お見合い』は、韓国のSBSで2022年2月28日から4月5日まで放送されていたドラマである。この作品に登場する食品メーカーGOFOODの社長であるカン・テム役で出演している俳優のアン・ヒョソプ。
彼は、これまで2018年『30だけど17です』や2020年『浪漫ドクターキム・サブ2』などに出演してきた。
そんなアン・ヒョソプが『社内お見合い』に出演を決めた理由について、「今まで挑戦したことのなかったラブコメに挑戦したかったからです」と語っている。
【写真】『トンイ』女優との共演で話題のアン・ヒョソプ【PHOTO】
確かに、ここ最近のアン・ヒョソプの作品は重い感じのするものが多かった。彼自身もそれは思っていたようだが、『社内お見合い』の台本は何も考えずに楽しく読むことができたという。
彼が演じているカン・テムは、芸能人並みのルックスを持つ御曹司だが、大の仕事人間で恋愛や結婚などには一切興味を持っていない。しかも、彼は自分のことが大好きなナルシストなのである。
そんなナルシストのキャラクターを演じるために、アン・ヒョソプは「自分はすごい人」だと暗示をかけて撮影に臨んでいたという。
さらに、カン・テムの性格を強調するために、声のトーンを変えたり、外見を華やかに見せるためにオーダーメイドでスーツを作ったりしたそうだ。
以上のように、キャラクターになりきるために努力をしてきたアン・ヒョソプの相手役を務めたのが、女優のキム・セジョンである。
彼女が演じたのは、カン・テムが社長を務めるGOFOODの研究員で新商品の開発を担当しているシン・ハリだ。
アン・ヒョソプはキム・セジョンの印象について、想像していた以上に明るい方でした。いつもポジティブなエネルギーを放っているので、僕も現場で元気をもらっていました」と話した。
ドラマのタイトルの通り、劇中にはテムとハリのお見合いのシーンが登場するが、アン・ヒョソプはそのシーンの撮影で、テムに嫌われようと変なことをする現実ではありえないシチュエーションに戸惑ってしまったそうだ。
そんな様々な思いを感じながら撮影をやりきったアン・ヒョソプ。次はどんな作品に出演するのか。きっと次回作でも俳優としての存在感を感じさせてくれることだろう。
文=大地 康
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