大ヒット時代劇『袖先赤いクットン』脚本家が明かした裏話…実は『チャングム』のオマージュもあった!

2022年01月05日 話題 #時代劇
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MBC時代劇『袖先赤いクットン』(原題)の脚本を手がけたチョン・ヘリ脚本家が、ドラマを終えた感想を伝えた。

1月4日、MBCを通じて書面インタビューに応じたチョン・ヘリ脚本家は、執筆のきっかけについて次のように語っている。

【写真】ジュノ&イ・セヨンの「本物のカップル」みたいなメイキング

「2018年12月、チョン・ジイン監督から提案され、最初は断った。出産してまだ100日も経ってなかったので。赤ん坊を抱えたまま働く気になれなかった。ただ、私は英・正祖時代が大好きで、その時代を逃すのがもったいないと思った。また、『宮廷女官チャングムの誓い』以降は女官を取り上げたドラマがほとんどないから、私たちが女官の物語をしっかり描いてみようというチョン監督の話が印象的だった。だから脚本を引き受け、3年間、紆余曲折を経てやっと完成することとなった」

オンエア後、好評が集まったことに ついては「本当に驚いた。美術セットや小物、衣装、演出、俳優たちの演技、編集、音楽まで、すべてが完璧に仕上がっていた。好評を博して本当に嬉しい。一生懸命準備してから好評を得る時の喜びは、何とも比べられない」と強調した。 

同名の原作小説を脚色する際、最も気をつけたところは何だろうか。

(写真=MBC)

「原作をとても楽しく読み、特にエンディングの余韻が深く、長かった。脚色の際に最も気を使った部分は分量だった。主人公の内面描写で進む小説とは違って、ドラマの台本には事件とセリフだけが存在する。だから小説を台本に移す時は分量が足りなくなる場合が多い。それをどう解決すべきか悩んだ末に、イ・サンが王になる前までの王世孫時代の分量を増やした。そして原作特有の切々とした感情を違和感なく、柔らかく盛り込もうとした」

チョン・ヘリ脚本家は何よりも、キャストに強い満足感を示した。

彼女は「キャストが決定した後、監督が『これでヒット必至だ』と言うので、心の中で『監督さえ頑張ってくれれば大丈夫』と思ったことを覚えている。ジュノさんとイ・セヨンさんの演技は完璧そのもの。見ながらただただ幸せだった。熱演してくださったすべての俳優さんに感謝するが、特にイ・ドクファ先生(英祖役)に感謝したい。先生が熱演してくださったおかげで、全世代に通用するドラマになった。時代劇では王の役割が重要で、登場する瞬間には存在だけで緊張感を醸し出す必要があるが、イ・ドクファ先生が完璧に演じてくださった」と語っている。

(写真=MBC)

「理解できないキャラクターが1人もいない」「キャラクターがまさに生きている」と、視聴者から好評を得たことについては「彼らが実在の人物だったという事実を忘れないように努めた。彼らの一生をドラマチックに描く代わりに、彼らが歴史に残した足跡を尊重しなければならないと考えながら書いた」と強調した。 

また、「まず歴史史料からキャラクターのモチーフを得た。ドクイムとその友だちは原作小説のキャラクターを最大限に具現したし、英祖とイ・サンは『リア王』からモチーフを得た。常に疑い、試すリア王が英祖に似ていると感じた。ホン・ドンロは、歴史の人物ホン・グギョンが持つ野望を具現し、王妃キム氏も、名分を重要視する貞純王后をそのまま持ってきた。提調尚宮はドクイムの影のような存在で、正反対の選択をする人物だった」と付け加えた。

『袖先赤いクットン』は、“お決まり”を覆すシーンが多いことでも話題を集めた。最も話題を集めた第2話の「書庫シーン」について、チョン脚本家は次のように振り返る。

(写真=MBC)

「最初は『お決まり』そのものだった。イ・サンがドクイムを支えたあと、クールに振り向いて書籍を探すという。でもチョン監督がありきたりなのでカットすると言うので、直してみると言って悩んだ。イ・サンが落ちそうになったドクイムを押し戻し、ドクイムが棚に頭をぶつけることに直したら、監督が喜んでくれた。放送では棚ではなく書物に顔をぶつけることになっていた。書くときは(棚に頭をぶつけることの)危険性に気づかなかったが、メイキングを見るとセヨンさんが踏み台から落ちるところがすごく危なかったので、肝を冷やした。身を惜しまなかったセヨンさんの熱演のおかげでこのシーンが輝いたと思う」

(写真=MBC)

最後に、チョン・ヘリ脚本家は『袖先赤いクットン』について次のように語り、愛情を示した。

「MBCには素晴らしい時代劇が多かった。『袖先赤いクットン』もその後を継ぐ作品になってほしい。実は『ホジュン 宮廷医官への道』『宮廷女官チャングムの誓い』を見返してオマージュもいくつか入れてみた。「並びなさい」「美味しいな」など、有名なセリフに気づいた方もいると思う。のちに後輩の脚本家がMBCで時代劇を書く際、『袖先赤いクットン』のセリフもオマージュしてくれればこの上なく嬉しいと思う」

(記事提供=OSEN)

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