2PMジュノ主演の『赤い袖先』はこうやって作られた!美しい映像を支えた“裏方”の努力

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2PMジュノが主演する『赤い袖先』が、俳優たちの熱演に加えて美しい映像に対する好評が相次いでいる。

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MBCの名作時代劇の伝統を受け継いだという評価も出ている『赤い袖先』は、徹底した考証を通じて具現化されたセットと衣装、小物、そしてキャラクターの特徴や感情まで表現するメイク、撮影とカラー作業まで、正統派時代劇の魅力的なミザンセーヌを具現化するためのきめ細かい努力でクオリティの高い映像を視聴者に届けている。 

裏方で『赤い袖先』のビジュアルを作っているスタッフの話を聞いてみた。

キム・ファヨン撮影監督

◇撮影の際に気をつけたポイントは?

「人物を魅力的かつ立体的に描いてこそ、視聴者の共感を得ることができる。イ・サン(演者ジュノ)とトクイム(演者イ・セヨン)を魅力的に見せるのが第一目標であり、何よりも人物たちが本物に見えることに重きを置いた。

人物たちが着る韓服は生地の材質によって、光の方向によって全く異なる感じが出る。なのでイ・サンとドクイムのツーショットの時によく似合う素材を探そうと、数十着の衣装テストも行った。

MBC総合編集部DIチーム、キム・ウニョン次長

◇色調整作業のコンセプトは?

色調整の作業をしなかったカットは1つもない。すべてのカットを15回以上の手作業を経て完成させた。顔や衣装から木、光、空、床、机まで、いちいち色を調整する。『赤い袖先』の場合、全体的に渋い時代劇の雰囲気を出したかった。暗い部分は重みを感じさせ、色味は豊かに生かし、美しいシーンは出来る限り華やかに見えるようにした。宮廷の重みと衣装の華やかさ、風景の爽やかさを盛り込むためにシーンごとに違うトーンを設定した。

(写真提供=MBC)

ハン・ジソン美術監督

◇全体のコンセプトと、主なポイントは?

衣装と美容における朝鮮後期の特徴は史料を参考しており、セット場は全体の色味と丹青(韓国の伝統的な装飾色)などは参考にしつつもそのまま作るよりは人物に似合うか、空間ごとに区別されるかをポイントにしてデザインした。

(写真提供=MBC)

MBC ARTのクォン・ジウン衣装デザイナー

女官たちのストーリーがメインであるため、女官服の色味、シルエットに力を入れざるを得なかった。また、タイトルに「赤い袖先」と入るため、赤色をどの程度にするかについて監督とたくさん相談し、十数種類のサンプルを作って何度もテストをし、今の女官服に決まった。ドラマ全般の色合いが明るいので、衣装のカラーは彩度が高すぎないように調節した。

(写真提供=MBC)

MBC ARTのウ・ヨンラン扮装チーム長

男性キャラクターの設定において、特に飾りに気を使った。イ・サンの貫子や飾りは直接制作してキャラクターを表現した。世孫時代のイ・サンはライトゴールドを取り入れて優しいカリスマ性を、普段着のときは螺鈿を使って控えめな華やかさを与えている。また、珉玉貫子には花模様の金属をつけて青年イ・サンの初々しさを表現した。

最近の時代劇は過度な華やかさを求めて過度な装飾を使ってストーリーへの吸引力を下げる傾向があるので、全体的に控えめな装飾と小さな貫子を使ったキャラクター設定がポイントだ。

(記事提供=OSEN)

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