ドラマの中盤になって王宮に戻ったピョンガン王女はどう変わったか

このエントリーをはてなブックマークに追加

NHK・BSプレミアムで放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』がとても興味深い。

「毎週日曜日の午後9時になるのが楽しみ」

そう言う人も多いことだろう。

古代の強国として名を馳せた高句麗(コグリョ)が舞台になっているので、描かれているスケールがとても大きいし、キム・ソヒョンを初めとする出演陣が多士済々で登場するキャラクターが面白い。2021年に韓国放送大賞ドラマ部門作品賞を受賞したというのも納得の出来ばえだ。

【関連】『王女ピョンガン』で一番謎めいている人物は果たして誰なのか

そんな『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は、中盤を迎えてストーリーに大きな変化があった。顕著なのは、キム・ソヒョンが演じるピョンガン王女が王宮に戻って王女として積極的な活動を始めたということだ。

(写真=Victory contents)

ピョンガン王女の奮闘努力

もともと幼いころに王宮で暮らしたピョンガン王女は、王位を狙う悪徳高官コ・ウンピョの策略によって母である王妃を殺され、自分も追われて記憶喪失になってしまった。成長したときは刺客になっていて、血を見ない日はないという過酷な境遇に置かれた。

しかし、ナ・イヌが扮する純朴な青年オン・ダルに救われ、徐々に人間らしい生活に戻っていき、やがて記憶を取り戻した。そして、苦難の末に王女として王宮に戻ることができたのである。

しかし、王宮の状況は何も変わっていなかった。相変わらずコ・ウンピョは悪事を重ねて王位を狙っているし、国王は頼りない姿をさらしている。

こんな状況ではピョンガン王女の奮闘努力がないと、国の将来は危なくて仕方がない。彼女は強い意志で国を変えようとして、高官たちとの対立も辞さなかった。

特に、国王と重臣たちが一堂に会する公式会議で国の将来を案じて次々に正しい政治を行なおうとするピョンガン王女は、本当にたくましかった。キム・ソヒョンもキリリと引き締まった表情で「憂国の王女」を力強く演じきっている。

「高句麗の王宮には強い王女がいるから大丈夫!」

そんな場面も次々に登場している。

しかし、コ・ウンピョは恐ろしい男だ。彼との対決に向けて、ピョンガン王女はどんなに秘策を練っていくのか。ハラハラする思いで次の展開に期待している。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

【関連】『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』主演キム・ソヒョンの“七変化”がすごい!その魅力とは?

【関連】『王女ピョンガン』の演技でキム・ソヒョンが受賞した栄光の3冠とは?

【関連】【トンイの真実】美化されたドラマ。本当は恐ろしかったトンイの「裏の顔」

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事