今年はキム・ソヒョンにとって、本当に飛躍の1年になった。もともと、彼女は子役から出発して今や大人の女優として大変な人気を得ている。彼女が主演したドラマもずっと好調だったのだ。
そんな彼女が今年の前半は『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』に主演した。このドラマは、韓国の有名な昔話『ピョンガン王女と馬鹿のオン・ダル』をモチーフにして作られた。そして、高句麗(コグリョ)を舞台にした壮大な歴史巨編となった。放送するKBSの意気込みも凄かった。素晴らしいスタッフが制作に関わったのだ。
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こうして2021年2月から韓国で放送されたのだが、序盤にオン・ダルを演じた俳優の降板騒動があり、ドラマには暗雲が漂った。しかし、ナ・イヌが代役を見事にこなし、最後まで好評のうちに放送が終わった。主役のキム・ソヒョンもドラマを大いに盛り上げ、彼女は「本当にやり遂げました」という感激を味わった。
その成果がとてつもないプレゼントにつながった。それが第48回韓国放送大賞であった。
この韓国放送大賞というのは、韓国放送協会が主催する由緒ある賞だ。そのドラマ部門の作品賞に『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』が選ばれた。名実ともにこのドラマが今年のナンバーワンだという評価を得たのだ。
それだけではない。他にキム・ソヒョンの受賞もあった。
まず、女性最優秀演技者部門で『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』で主役を堂々と演じたキム・ソヒョンが選ばれた。さらに、視聴者の投票で選抜される人気俳優賞もキム・ソヒョンが受賞した。まさに個人賞の2冠であり、作品賞も加えるとトリプルクラウンを獲得したのである。
このように、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は韓国の権威あるドラマ大賞でとても優秀な成績を挙げた。加えて、キム・ソヒョンの評価も見事であった。
日本でもいまNHK・BSプレミアムで毎週日曜日午後9時から放送されている。このドラマを見れば、キム・ソヒョンの演技がいかに素晴らしいかを実感できるだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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