映画『茲山魚譜 チャサンオボ』(2021年11月19日日本公開)に主演した俳優ソル・ギョングが、12月17日に開催された「第8回韓国映画制作家協会賞」で主演男優賞に輝いた。
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『茲山魚譜 チャサンオボ』で「韓国映画評論家協会」「韓国人大学映画祭」「黄金撮影賞映画祭」「青龍映画賞」そして「韓国映画祭制作家協会賞」まで、5冠を達成したソル・ギョングは、名実ともに今年の最高の俳優となった。
ソル・ギョングは今回の受賞スピーチで「賞をいただいてありがたい。『茲山魚譜』は僕だけでなく、たくさんの俳優たちが欲を捨てて良い心で島で撮影した映画だ。むしろ疲れた心身を癒そうと思って、少ない予算ながら良い映画を作りたいという意図で参加したのだが、このようにステキな賞までいただくと映画を撮る時の心構えについて改めて考えさせられる」と感想を伝えた。
『茲山魚譜 チャサンオボ』は、キリスト教が迫害されていた19世紀初頭の朝鮮時代を舞台に、熱心な教徒だった天才学者・丁若銓(チョン・ヤクチョン)が流刑地の最果ての島で出会った若き漁夫・昌大(チャンデ)と一緒に庶民のための海洋生物学書「茲山魚譜」を執筆しながら互いに師となり友となるという物語だ。
ソル・ギョングは劇中、学者・丁若銓に扮して初時代劇とは思えない丁寧かつ繊細な演技を披露した。
共演には、ドラマ『未生(ミセン)』のピョン・ヨハン、『パラサイト 半地下の家族』のイ・ジョンウン、『エクストリーム・ジョブ』のリュ・スンリョンのほか、『国際市場で逢いましょう』のチョン・ジニョン、『殺人の告白』のチェ・ウォニョン、『キム秘書はいったい、なぜ?』のカン・ギヨン、『新感染 ファイナルエクスプレス』のキム・ウィソン、『SEOBOK/ソボク』のチョ・ウジン、『応答せよ1994』のミン・ドヒなど、豪華俳優陣が顔を揃えている。
(記事提供=OSEN)
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