『花郎』から『梨泰院クラス』へ。パク・ソジュンは成長するために何をしたのか

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パク・ソジュンといえば、ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』や『梨泰院クラス』で高い評価を得た人気俳優である。今や男優陣の中でもトップクラスに成長したが、彼にとって幸いだったのは、大学時代に兵役を終えていたことだった。

パク・ソジュンは1988年12月16日生まれだ。

『キム秘書はいったい、なぜ?』が韓国のtvNで放送されたのは2018年の6月から7月までなので、撮影当時は29歳だった。

芸能界のスターを見てみると、今までは30歳近くで兵役に入る人が非常に多かった。それは、30歳を越えて兵役を延期できないという規則があったからで、それを守るために兵役に行かざるをえなかった。

しかし、パク・ソジュンはその必要がない。なぜならば、大学生のときに兵役を終えていたからだ。

パク・ソジュンというと、2015年以降に俳優としての活動が目立っている。彼は20代後半になっても兵役のことを考えなくて良かったので、思う存分に芸能活動に邁進することができた。

【関連】『梨泰院クラス』で大人気のパク・ソジュンが時代劇の主役になったら?

そのおかげで、視聴者は『キム秘書はいったい、なぜ?』でパク・ソジュンのすばらしい演技を堪能した。

この『キム秘書はいったい、なぜ?』でパク・ソジュンが演じたのは大企業の副会長のイ・ヨンジュンだ。

彼は完璧な男。まさにオフィスのスーパーマンだ。しかも、長身でハンサムで典型的なナルシスト。こういう役を見事にこなせる俳優は、韓国芸能界といえどもそう多くはないが、パク・ソジュンはドンピシャリで役をこなせる希有な俳優だった。

その『キム秘書はいったい、なぜ?』でさらに評価を高めたパク・ソジュンは、今や30代を迎えた。

この30代が「黄金時代」になるかどうかは、これから出演する作品にかかっているといえるだろう。

「花郎」とはどんな存在なのか?

ここまでを見ると、パク・ソジュンは現代劇で有名な俳優に思えるが、時代劇『花郎〈ファラン〉』というドラマにも出演している。果たして、「花郎」とはどんな存在なのだろうか。

ドラマのタイトルにもなっている「花郎」とは、もともと新羅(シルラ)を強国に導いた上流階級の青年たちの集まりをさす言葉だった。

具体的に花郎のメンバーは、次のことを誓約した。

・王に忠誠を尽くす

・親孝行をする

・信頼して友人と交流する

・戦では絶対に退却しない

まさに硬派の思想信条だ。

すべてを守れば、とてつもなく頼りになる若者が育つだろう。

さらに、花郎の青年たちは、軍事訓練や狩猟を通してからだを鍛えた。

まさに、最強の人材育成プログラムと言っていい。

こうしたエリート教育が新羅の青年たちをたくましく育て、軍事面でも強兵の土台となっていた。

こういうような存在だった「花郎」。ドラマの中でパク・ソジュンはどんな役を演じ、どんな演技を見せていたのだろうか。

構成=大地 康

パク・ソジュン

♢パク・ソジュン プロフィール
生年月日:1988年12月16日生まれ
身長:185cm
星座:いて座
デビュー:2011年
出身校:ソウル芸術大学演技科

☆主な出演作
『ドリームハイ2』(ドラマ、2012)
『温かい一言』(ドラマ、2013年)
『魔女の恋愛』(ドラマ、2014年)
『彼女はキレイだった』(ドラマ、2015年)
『ビューティー・インサイド』(映画、2015年)
『花郎〈ファラン〉』(ドラマ、2016年)
『キム秘書はいったい、なぜ?』(ドラマ、2018年)
『パラサイト 半地下の家族』(映画、2019年)
『梨泰院クラス』(ドラマ、2020年)

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