韓国映画で多彩な演技を披露してきた俳優ソン・ガンホとは?

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これまでに多くの映画に出演してきた劇団出身の俳優ソン・ガンホ。韓国の国民俳優と呼ばれた彼は、1996年に公開された『豚が井戸に落ちた日』という作品で映画デビューを果たした。

その後、『シュリ』や『JSA』といった映画にも出演し、日本でも知られるようになったが、彼の代表作はやっぱり2019年に公開されて話題となった『パラサイト 半地下の家族』だろう。

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この作品でソン・ガンホは、半地下に住む4人家族の大黒柱であるキム・ギテクを演じた。

そんな彼が出演した時代劇が『観相師-かんそうし-』と『王の運命-歴史を変えた八日間-』である。その2作品でどんな役を演じたのだろうか。

2013年に公開された『観相師-かんそうし-』は、朝鮮王朝の7代王・世祖(セジョ)に即位した首陽大君(スヤンデグン)が、癸酉靖難(ケユジョンナン)という大事件を起こした1453年が舞台となっている。

ソン・ガンホ

時代劇映画で演じた役

この映画でソン・ガンホは、顔を見ただけで人の性格や過去や未来を言い当てることができる観相師のネギョンを演じていた。

その次に出演した時代劇が、『王の運命-歴史を変えた八日間-』という映画だ。舞台となっているのは、朝鮮王朝21代王・英祖(ヨンジョ)が統治する時代で、その英祖をソン・ガンホが演じていた。

この時代に起きた有名な事件といえば、やっぱり英祖の息子である思悼世子(サドセジャ)が米びつで餓死した事件だろう。その悲劇に世子(セジャ)の思悼世子に扮したのが俳優のユ・アインだ。

その他の出演陣は、思悼世子の正室である恵慶宮(ヘギョングン)役のムン・グニョン、思悼世子の息子で後に22代王・正祖(チョンジョ)となる世孫(セソン)役のイ・ヒョジェが演じている。

以上のように、時代劇映画で重要な役を担ってきたソン・ガンホ。彼は、今年2021年に『非常宣言』という映画に出演する予定になっている。果たして、その映画ではどんな役を演じるのだろうか。公開が今から楽しみだ。

文=大地 康

♢ソン・ガンホ プロフィール
生年月日:1967年1月17日生まれ
身長:180cm
星座:やぎ座
学歴:慶尚大学放送芸能学科中退
デビュー:1991年演劇『童僧』

☆主な出演作
『豚が井戸に落ちた日』(映画、1996年)
『JSA』(映画、2000年)
『殺人の追憶』(映画、2003年)
『大統領の理髪師』(映画、2004年)
『グエムル-漢江の怪物-』(映画、2006年)
『凍える牙』(映画、2012年)
『観相師-かんそうし-』(映画、2013年)
『弁護人』(映画、2013年)
『王の運命-歴史を変えた八日間-』(映画、2015年)
『密偵』(映画、2016年)
『タクシー運転手 約束は海を越えて』(映画、2017年)
『麻薬王』(映画、2018年)
『パラサイト 半地下の家族』(映画、2019年)
『わが国の語音』(映画、2019年)

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