韓国MBCの新時代劇『袖先赤いクットン』（原題）に主演する女優イ・セヨンのインタビューが公開された。時代劇ヒット必至女優の意気込みが、本番への期待を高める。
『袖先赤いクットン』は、自分が選んだ人生を守ろうとした女官と、愛よりも国が優先だった王の切ない宮廷ロマンス。
大人気を博した同名の小説を原作としており、ドラマ『自己発光オフィス』を演出したチョン・ジイン監督と『仮面の王 イ・ソン』を共同執筆した脚本家チョン・ヘリが意気投合した“正統派時代劇”だ。
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朝鮮王朝の中でも“世紀の恋人”とされる正祖（イ・サン）と宜嬪成氏の物語が、下半期に時代劇ブームを巻き起こすものと期待されている。
イ・セヨンは出演を決めた理由について「何よりも台本がすごく面白くて、心に響いた。原作も読んでみたが、やはり感動的で印象深かった」と明かした。
時代劇演技に対する世間の期待については、「『時代劇無敗』という枕詞にプレッシャーは感じない。私の演技が通じたというより、私が運よく良い作品に参加しただけだ」と謙遜しながら「『袖先赤いクットン』は原作が存在するので、さらに責任感を持って臨んでいる」と期待を膨らませた。
正祖イ・サンと宜嬪成氏のラブストーリーはすでに知られているが、女官ソン・ドクイムをしっかり取り上げるドラマは『袖先赤いクットン』が初めてだ。イ・セヨンは自身が演じるドクイムが「素朴な人」に映ってほしいという。
「劇中のドクイムは、一般的な主人公たちとは違ってただ生きていくことしか考えられない人物だ。思いがけず大きな事件に出くわすが、野望や欲を抱かない。ただ自分の手の中にある、数少ないものを守りたいと思うだけだ。そういうドクイムの素朴さがうまく表れることを意識しながら演じている」
ポスター公開直後、「原作から飛び出してきた」という好評を得たイ・セヨン。このような評価に対して「優秀なスタッフの方々がきれいにしてくれると信じていたので、実は少し期待していた」と冗談交じりに笑う。
「ドクイムと私のシンクロ率は70％ほどだ。素朴な部分は似ているが、ドクイムに比べると私はたくさんのものを持っている。だからドクイムが可哀想にも思える」
イ・セヨンは共演する俳優たちにも深い信頼と愛情を示した。まず、イ・ジュノ（2PM）が相手役と聞いて「飛び上がるほど嬉しかった」という彼女は、「彼に対する信頼があったので、一緒にお仕事している今が本当にありがたいし、幸せだ。私たち2人のコンビネーションに期待していただきたい」と話した。
同じ宮女として共演するチャン・ヘジン、イ・ミンジ、ハ・ユルリ、イ・ウンセムとのコンビネーションにも期待が集まる。
イ・セヨンは「良い人のところに良い人が集まるという。素晴らしい監督のところに素晴らしい俳優たちが集まったようだ。『宮女ズ』と一緒に撮るシーンが多いが、みんなが愉快なエネルギーを持っていてそのシナジー効果がすごい。特にチャン・ヘジン先輩は本当にムードメーカーだ」と、愉快な現場の雰囲気をうかがわせた。
最後には『袖先赤いクットン』の見どころを語っている。
「『女官は王を愛しただろうか』という疑問を抱いてみた方は多くないはずだ。このドラマは、宮廷の物語が女官の目線で描かれる。歴史そのものがネタバレなので少しだけお話すると、結婚と出産、育児の経験がない私が劇中では全部経験するというのが見どころになりそうだ。多くの関心と声援をお願いしたい」
イ・セヨンが主演する『袖先赤いクットン』は、韓国MBCで11月5日から放送開始。全16話予定。
（記事提供＝OSEN）
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