2021年5月10日から6月29日まで韓国で放送されていたドラマ『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた(原題)』。このドラマに登場するミョルマン(滅亡)役を演じたのが俳優のソ・イングクだ。
彼は、これまでに『ラブレイン』や『応答せよ1997』『王の顔』『空から降る一億の星』などの話題作で演技を披露してきた。
ソ・イングクが扮するミョルマン(滅亡)は神が雇った中間管理職で、名前の通り何かを滅亡させるために存在しているキャラクターだ。
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自由に空間を移動するなど様々な能力を持っており、パク・ボヨン扮するタク・ドンギョンの「全てを滅亡させてほしい」という願いに興味を持ち、彼女の前に姿を現した。
自信が演じるミョルマン(滅亡)が、ドンギョンと出会って繰り広げられる物語に興味を持ったというソ・イングク。
台本を読んでいるうちに、ミョルマン(滅亡)というキャラクターのことをもっと知りたくなった彼は、いろんなことが気になり始めて出演を決めたと語っている。
ちなみに、『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた(原題)』はタイトルだけを見ると、少し恐怖を感じる気がするが、ドラマのジャンルはファンタジーロマンスである。
ソ・イングクはキャラクターを演じるために、監督や脚本家となども話し合って、2人の要望であるカッコよくてセクシーだけど怖い人物を表現しようと努力したという。
共演者はパク・ボヨンの他に、ソ・イングクと三度目の共演となるチャ・ジュイク役のイ・スヒョク、『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』で御曹司役を演じたカン・テオなどがいる。
ソ・イングクは相手役のパク・ボヨンに関して、いつかは共演すると思っていたようだ。
彼が出演した2014年の『ナイショの恋していいですか!?』と2018年の『空から降る一億の星』のユ・ジェウォン監督は、パク・ボヨンと2015年の『ああ、私の幽霊さま』と2019年の『アビス』で縁があった。
そのパク・ボヨンが出演していた2作品には、ソ・イングクも出演していた。そんな彼が感じたパク・ボヨンの第一印象は背が小さいことだった。
とにかく、異色のキャラクターだけに演じるのは難しかったと思うが、それでもソ・イングクの演技はやはり見ごたえがあった。
2022年2月に日本で公開されることが決まった映画『パイプライン』で、主演を務めるソ・イングク。いったいどんな演技を見せてくれるのだろうか。
文=大地 康
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