【名作劇場】光海君の王位継承を“観相”で斬新に描いた『王の顔』

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韓国時代劇ドラマ『王の顔』は、クーデターによって王位を退いた朝鮮王朝15代王・光海君(クァンヘグン)の若かりし日々にスポットを当て、彼が王子継承するまでを描いた作品だ。

また、外国勢力の脅威に翻弄される朝鮮王朝の動乱の時代を舞台にしている。数多くの作品で取り上げられた時代背景だが、『王の顔』では「人の顔から運命を読む」という朝鮮半島に伝わる“観相”に焦点を当てている。

光海君の父である第14代王の宣祖(ソンジョ)は、王にふさわしくない自分の相を補完できる相を持つ女性カヒを側室にしようとするが、光海君もまた、彼女に惹かれていた……。“観相”によって光海君と父・宣祖が恋敵となるという設定は斬新だ。

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光海君役には、韓国で絶大な人気を集めたドラマ『応答せよ』シリーズで主演を務めたソ・イングク。『王の顔』で初めての時代劇に果敢に挑戦して、2014年のKBS演技大賞で新人賞を得た。

韓国では2014年11月19日~2015年2月5日にKBSにて全23話で放映された『王の顔』。光海君に興味がある方にはぜひとも鑑賞をオススメしたい。

(写真=『王の顔』DVDパッケージ=発売:デジタルアドベンチャー、ワコー
販売:ポニーキャニオン)

【あらすじ】“観相”をもとに父と子が作る三角関係の行方は?

朝鮮王朝14代王・宣祖は、幼少期に観相師から告げられた「王になる顔ではない」という言葉が、長い間トラウマとして刻まれていた。

そんなある日、王の観相が記された『龍顔秘書』を狙う侵入者が現れた。宣祖の息子である光海君は犯人を捕らえようと町で潜入調査を始めて、男装の女性カヒと出会う。

お互いに惹かれあう2人だが、カヒは宣祖の観相を変える可能性をもった女性であり、宣祖はカヒを妻にしようとするが……。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

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