『王の顔』で示された人気俳優ソ・イングクの新たな可能性とは?

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ソ・イングクといえば、『応答せよ1997』の主役として大ブレイクした俳優だ。

その前の『ラブレイン』では、ちょっとおどけたようなキャラクターを演じたのだが、傑作と評される『応答せよ1997』では、釜山(プサン)の典型的な男性と言われる無口で武骨な男になり切っていた。

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こうしてトップレベルの俳優になったソ・イングクは、時代劇の『王の顔』に主演した。このドラマでソ・イングクが演じたのは、15代王の光海君(クァンヘグン)であった。

光海君は歴史的に、最後にクーデターで王宮を追われたので暴君だったと言われた時期もあったが、今では政治的に大変有能であったと評価されている。そんな光海君をソ・イングクは堂々と演じきった。

『王の顔』の制作発表会に登場したソ・イングク

俳優としてのスケール

この『王の顔』というドラマでは、光海君と父の宣祖(ソンジョ)との確執が物語の重要な題材になっていた。

というのは、宣祖は観相師から王になってはいけない顔と言われて衝撃を受けていた。一方の光海君は、王にふさわしい顔だと評価されていたのだ。そういう背景があっただけに、宣祖は息子の光海君を何かと嫌うようになっていった。

そうなると、光海君の苦悩が深くなっていく。元来彼はとても頭のいい男なのだが、庶子であったために後継ぎになる際にもとても敵が多かった。そんな状況を必死に乗り越えようとする光海君を、ソ・イングクは繊細かつ多彩な表情で演じ抜いていった。

それまでソ・イングクというと現代劇のイメージが強かったのだが、彼は韓服もよく似合っていたし、時代劇に合うような立ち居振る舞いも見事にこなしていた。

彼の人生においては、兵役を全うできなかったことで彼自身もプレッシャーを感じる部分が多かったと思うが、俳優としてはスケールの大きい演技ができる才能を持っている。

いずれは時代劇の主役として、ぜひとも再び登場して堂々たる演技を披露してほしい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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