9月29日からテレビ東京系の韓流プレミアで始まったド・ギョンス主演の『100日の郎君様』。先週は第3話まで放送されて、今週からは第4話以降がオンエアとなる。
序盤を見逃した人もすんなりとドラマに入っていけるように、序盤のストーリーをもう一度振り返ってみよう。
ド・ギョンスが演じているのは世子(セジャ)のイ・ユルである。彼は子供のころに結婚の約束をした「初恋の人」がいたのだが、政変が起こった際に彼女を失い、そのショックから誰も信用できない性格になった。
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それゆえ、大人になっても心を閉ざし、常に不機嫌にふるまっていた。そんなイ・ユルの人生を変えた政変を起こしたのが悪徳高官のキム・チャオン(チョ・ソンハ)だ。彼の娘キム・ソヘ(ハン・ソヒ)を政略結婚で妻に迎えたが、若い夫婦は極端な不仲だった。
イ・ユルは雨ごいを成功させるために適齢期の未婚男女を結婚させるという気まぐれな政策を打ち出したが、その後に悪徳高官の魔の手で襲われ、崖から落ちてしまう。九死に一生を得て村人に助けられるが、記憶喪失になった。
こうしてイ・ユルはウォンドゥクとして生まれ変わり、村の娘で勝ち気なホンシム(ナム・ジヒョン)と結婚させられる羽目となった。とはいえ、記憶喪失でも世子時代の習慣が身についているウォンドゥクは贅沢な暮らしに慣れていたし、女性に対しても潔白だった。
そういう事情もあって、ウォンドゥクとホンシムの新婚生活はチグハグなままだった。果たして、2人の結婚生活はうまくいくのだろうか……。
以上が第3話までのストーリーだった。
これから中盤に向けてドラマは次のように動いていく。
〇ウォンドゥクとホンシムの結婚生活は何度も破綻の危機を迎えるが、2人はどうやって切り抜けていくのか。
〇悪徳高官のキム・チャオンは行方不明になったイ・ユルを探してどんな悪事を重ねていくのか。
〇漢城府(ハンソンブ/都の行政と治安維持を受け持つ官庁)の役人チョン・ジェユンを人気俳優のキム・ソンハが演じているが、ジェユンはどんな捜査を続けていくのか。
こうしたポイントを整理しながらドラマを見ていけば、今後の展開を追っていけるだろう。ますます面白くなる『100日の郎君様』のストーリーに注目したい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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