2021年に放送されたドラマ『模範タクシー』(原題)で、タクシー運転手のキム・ギド役で出演していた俳優のイ・ジェフン。
彼は、キム・ギドを演じながら最後までやりがいを感じて演技の望んでいたようだが、劇中でのエピソードで、法の目をかいくぐって事件を起こす凶悪な犯罪者たちを成敗することは現実ではなかなか起きることではない。
それだけ難しい役だったと語るイ・ジェフンは、最初に台本を読んだときに感じた刺激を撮影の現場でも感じ取り、大変な撮影を乗り越えたという。
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ドラマの中で様々な変装を見せるキム・ギド。イ・ジェフンは台本を4話まで読んだところで出演を決めたために、臨時教師以外の変装を知らなかったらしく、予想もできなかったそうだ。
しかし、撮影の中でたくさんの変装をしていろんなキャラクターになった彼は、すべての変装が大切で記憶に残っていると語った。
そんな数ある変装の中でも視聴者の一番の話題となったのが朝鮮族の変装だ。
そのシーンでは、女優のシム・ソヨン扮する朝鮮族の女社長イム女史とキム・ドギのロマンスがあり、それが視聴者に好まれたのだろう。
しかし、撮影のときにはイ・ジェフンとシム・ソヨンの2人でふざけ過ぎではないかと心配していたという。
さらに、そのシーンではおかしくて笑いそうになってしまうところが多かった一方で、朝鮮族のなまりでセリフを離さなければならかったらしく、大きなプレッシャーを感じていたようだ。
今回の『模範タクシー』(原題)でイ・ジェフンは、本来のキム・ドギよりも変装したときのキャラクターのほうが自分に似ていると感じたが、料理が得意なところは似ていないと語る。
『模範タクシー』(原題)というタイトルからは想像できないが、展開はかなりスリリングである一方で、面白く描かれている場面もあった。
今の時代でもしっかりと楽しいと感じさせてくれるドラマだと言えるだろう。
文=大地 康
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