平日の朝に放送されているテレビ東京系の韓流プレミアでは韓国時代劇が登場することが多い。それだけに期待している人がたくさんいると思うが、9月29日からは『100日の郎君様』が始まる。これは本当に面白い時代劇なのだが、初めて見る人も多いことだろう。そこで、とっておきの見どころを紹介していこう。
特筆すべきはキャスティングだ。主役級の人気俳優がたくさん出ているのだ。
まずは主演したド・ギョンスだ。彼はEXOのD.O.(ディオ)として知られているが、俳優としての活躍が本当に目立つ。そして、『100日の郎君様』では凛々しい世子(セジャ)のイ・ユルに扮している。
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ヒロインはナム・ジヒョン。彼女は、良家のお嬢さんから一転して農村の娘になるホンシムを情感たっぷりに演じている。
さらに注目されるのがキム・ソンホとハン・ソヒだ。2人は今や主役クラスの俳優に成長している。ハン・ソヒは人気作『わかっていても』のヒロインだし、キム・ソンホは『海街チャチャチャ』で本当に魅力的な主人公を演じている。
そんな2人は『100日の郎君様』が制作された2018年はまだ発展途上だった。それでも、とても重要な役を演じていたので、キム・ソンホとハン・ソヒの成長ぶりをプレイバックするのも、ドラマの一つの楽しみ方だ。
以上の4人がリアルにからみあっていく『100日の郎君様』は、朝鮮王朝の権力闘争をスリリングに描いた歴史ドラマだ。
ストーリーはド・ギョンスが演じるイ・ユルの七変化がメインとなる。彼は悪徳高官に命を狙われてかろうじて助かったが、記憶喪失になって村人のウォンドゥクに生まれ変わる。そして、ホンシム(ナム・ジヒョン)と夫婦になるが、数々のピンチを乗り越えて再び王宮で悪徳高官と対決していくようになる。
このワクワクするような紆余曲折が巧みなストーリーで描かれていく。そして、キム・ソンホは世子の失踪を捜査する役人を演じ、ハン・ソヒは政略結婚してイ・ユルの妻になった世子嬪(セジャビン)に扮していく。
このように見どころはたくさんあるが、序盤から前半はイ・ユルが変わり果てていく様子がとてもユニークだ。まずは、大事に育てられた世子が働き方のわからない農民になる、という奇想天外な展開を大いに楽しんでいこう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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