日本で7月16日から映画『SEOBOK/ソボク』が劇場公開されている。主演はコン・ユとパク・ボゴムだが、パク・ボゴムは昨年8月から兵役で海軍に入隊しており、プロモーション活動をすることができない。
その分、コン・ユが大々的に『SEOBOK/ソボク』について語ってくれている。
特に彼は共演するパク・ボゴムについてこう評していた。
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「観客が考えるパク・ボゴムの善良なイメージとは正反対の目つきが、この映画で初めて出ていたと思います」
「『SEOBOK/ソボク』を通じて見せたパク・ボゴムさんのイメージの変身も、映画を見る上でポイントになるでしょう」
この言葉を聞く限り、コン・ユはパク・ボゴムが俳優として見せる目の鋭さに圧倒されたようだ。そのインパクトは観客自身がスクリーンを通して感じることができるだろう。
そもそも、『SEOBOK/ソボク』という映画は、パク・ボゴムが遺伝子の組み換えによって作られたクローン人間に扮している。そんな人造人間を争奪する中で、コン・ユが国家機関のエージェントであるミン・ギホンを演じた。
そして、ミン・ギホンはクローン人間を安全に移動させるために必死に行動するが、それは本当に難しいミッションであった……。
結局、この映画の究極的なテーマは、限りある人間にとって一番大事な人生の価値は何なのか、ということだ。
このテーマをクローン人間を通して描こうというのが『SEOBOK/ソボク』の壮大な試みだった。
こうした問い掛けに対して、コン・ユは「今日一日を感謝して大切に生きること」と考えている。いかにも真摯に人生と向き合っているコン・ユらしい考え方だ。
パク・ボゴムは兵役中なのでコメントを発することができなかったが、むしろ軍隊にいるという特殊な状況の中で、彼こそが人生の価値と毎日真剣に向き合っていると思われる。そうでなければ、厳しい兵役を乗り越えることができないかもしれない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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