パク・ソジュンが今までに出演したドラマが、日本でも大いに受けている。たとえば、NHKのBSプレミアムで毎週日曜日に放送されている『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』だ。
このドラマでパク・ソジュンは新羅時代の青年に扮してワイルドな演技を披露しており、他にパク・ヒョンシクやBTSのVなどのイケメンが多数出演している。
その中でもパク・ソジュンの存在感は独特である。彼には人を引き付ける魅力があり、そのパワーがドラマを大いに活性化させているのだ。
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そして、テレビ放送だけでなく、ネットフリックスなどの配信サービスの隆盛によって、パク・ソジュンが主演したドラマも相変わらずの人気を得ている。
具体的に言えば、2020年に大ヒットした『梨泰院クラス』はいまだに新しい視聴者を獲得している。この中でパク・ソジュンが演じたパク・セロイは、新しい時代を作っていくようなヒーローで、このドラマの象徴的な主人公でもあった。
また、パク・ミニョンと共演したラブコメの『キム秘書はいったい、なぜ？』も配信サービスによって再び脚光を浴びており、パク・ソジュンが演じたカリスマ御曹司の勘違いぶりが大いに笑いを誘い、放送されて何年も経過しているのに、根強い人気を誇っている。
このように、パク・ソジュンの主演作が日本で注目されることは大いに結構なことなのだが、新作の話がなかなか出てこないのはちょっと寂しい。
もちろん、パク・ソジュンは『梨泰院クラス』のあとも休んでいるわけではなく、忙しく俳優活動をしているのだが、それが映画なので公開までに時間がかかってしまう。
たとえば、昨年からずっとパク・ソジュンが取り組んでいる映画が『ドリーム』（仮題）である。この作品は、パッとしない選手たちを集めたサッカーチームが、こともあろうに国際大会に出場してしまうという愉快な展開を持った映画だ。
その中で、パク・ソジュンは弱いチームを引き受ける中心人物を演じており、彼が持つスケールの大きい演技が発揮される作品に仕上がっているようだが、ドラマと違って映画は2時間ほどであっという間に終わってしまうだけに、ドラマで存在感を発揮してきたパク・ソジュンの魅力がどこまで広がっていくかが気がかりだ。それでもパク・ソジュンのことだから、新作でも強烈なカリスマ性を見せてくれることだろう。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
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