現在、NHKのBSプレミアムで放送されている『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』に主演しているパク・ソジュン。彼はまた『梨泰院クラス』が大ヒットして主人公のパク・セロイを堂々と演じ、今、次回作が特に期待される大スターになった。
そんなパク・ソジュンは『梨泰院クラス』が終わったあとも精力的に俳優活動をしているが、新作はまだ日の目を見ていない。なぜなら、映画を立て続けに撮っていたからだ。
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『梨泰院クラス』の放送直後から準備に入っていた映画が『ドリーム』(仮題)である。
この映画は、選手生命の崖っぷちに立たされたサッカー選手を中心に、冴えないサッカーチームの国際大会出場をユニークに描いた物語だ。
そのメインのサッカー選手であるユン・ホンデに扮するのがパク・ソジュンだ。
ホンデは大ピンチに陥っていた。とんでもない事件に巻き込まれてしまったからだ。やむなく、急造されたポンコツのサッカーチームを引き受けることになるのだが、このチームが奮起して国際大会にまで出場していく過程を映画はスリリングに描いていく。
特に注目されているのは、イ・ビョンホン監督の作品だからだ(俳優のイ・ビョンホンではないので注意してください)。
この監督は、韓国歴代興収トップの超メガヒットとなった映画『エクストリーム・ジョブ』を作った人だ。その手腕には定評がある。
そんな名人がパク・ソジュンを主役に据えてどんな映画を作っていくのか。このあたりは本当に興味深い。
パク・ソジュンも新しい映画に意欲的だ。
「ホンデの役を通して過ごす時間が楽しいです。観客の皆さんにとてもいい作品をお見せできるように頑張ります」
こう語るパク・ソジュンと共演するヒロインは、人気絶頂のIU(イ・ジウン)だ。
彼女は、サッカーのドキュメンタリー制作で成功をめざすテレビ局のプロデューサーに扮している。
IUはこう語る。
「最初の長編映画デビュー作です。ときめきと責任感を持って作品に取り組みたいと思います」
彼女は、最近は『ホテルデルーナ』や『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』で評価を高めていて、映画でもすばらしい演技を披露してくれるだろう。
映画『ドリーム』(仮題)は、2021年に韓国で公開される予定になっている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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