2月8日から放送されていたイ・ソジン主演の時代劇『イ・サン』が、5月25日で全77話を終えて最終回を迎えた。
イ・ソジンを始め、ソンヨン役のハン・ジミンや英祖(ヨンジョ)役のイ・スンジェ、思悼世子(サドセジャ)役のイ・チャンフンなど多くの俳優たちが、最初から最後まで本当にドラマを盛り上げていた。
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最終回の物語の中で、主人公イ・サンこと正祖(チョンジョ)の死に関して直接的な表現はなかったが、そんなエンディングをイ・ソジンは気に入っているという。
このシーンに関して監督であるイ・ビョンフンと何度も話し合ったイ・ソジンは、主人公のサンが亡くなる場面を直接的に描いて悲しみを強調するより、死を暗示させて視聴者に想像してもらうほうがいいと考えたようだ。
そんな感じで撮影に臨んだ彼は、サンが亡くなってドラマが終わっても歴史は続いている感じを出すことができたという。
さらに、自身が演じたサンの魅力について、青年時代から王になって身に着けるカリスマ性やソンヨンに見せる温かい表情、仲間たちに接したときに見せるやんちゃな姿などを感じたイ・ソジン。
彼はドラマの中で、たまにイ・サンの怒りを爆発させ人間味を出すために怒鳴る演技をもっとやりたかったようだが、イ・ビョンフン監督に、「サンの品がなくなる」と言われてやらせてもらえなかったし、演じてもカットされることが多かったという。
以上のように、しっかりと撮影に臨んでサンの魅力を存分に感じさせてくれたイ・ソジン。これまで、現代劇と時代劇含めて様々な作品で多様なキャラクターの扮してきた彼は、次にどんなドラマで演技を披露してくれるのかが興味深い。
文=大地 康
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