ハン・サンジンにとって『イ・サン』はどんな作品なのか

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BS日テレで放送中の時代劇『イ・サン』で、ホン・グギョン役で出演している俳優のハン・サンジン。

ホン・グギョンがドラマで初めて登場したのは第10話だった。このシーンは、俳優イ・ジョンス演じるパク・テスがホン・グギョンに勉強を教わりに来るところだった。

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そのシーンのセリフは時代劇らしくないものが多かったようで、ハン・サンジンは撮影しながらどこまでが台本で、どこからがアドリブなのか区別がつかなくなってしまったという。

しかも、このホン・グギョンは『イ・サン』の登場人物の中でかなり注目されたキャラクターと言えるのではないだろうか。

ハン・サンジン

自分を生まれ変わらせてくれたドラマ

なぜなら、第10話で初登場してから視聴者やマスコミなどが2カ月の間ホン・グギョンに夢中になるほど反響が来たからだ。

その結果、ハン・サンジンのファンクラブができたり、写真を集めたギャラリーなどができたりして、彼自身すごく戸惑ったという。

ハン・サンジンにとって物語の中でもっとも胸を痛めたシーンは、ホン・グギョンが息を引き取る少し前に、パク・テスが流刑地にやってくる場面だった。

その撮影のとき、彼は自分の出番が終わりだと思い、台本の読み合わせ中に感情が込み上げてきたようで、ホン・グギョンの長いセリフを読み上げながら台本が見えなくなるくらい涙を流したハン・サンジン。

そんな彼にとって『イ・サン』は、自分を生まれ変わらせてくれたドラマだという。

さらにハン・サンジンは、ドラマに関わった人たちを家族のように思っており、共演者のことを兄妹、イ・ビョンフン監督をお父さん、キム・グノン監督をお母さんと呼んでいたほどだ。

以上のように、俳優として『イ・サン』の物語を盛り上げたハン・サンジン。これからの彼の俳優としての活躍に期待したい。

文=大地 康

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