俳優のイ・ソジン主演で、朝鮮王朝22代王・正祖(チョンジョ)の生涯を描いた時代劇『イ・サン』。
今年の2月8日からBS日テレで放送されているこのドラマで、ホン・グギョン役として出演しているのが、俳優のハン・サンジンだ。
このホン・グギョンは、実際の朝鮮王朝にも実在していた人物で、正祖をしっかりと補佐して側近として成果を挙げた。
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そんな人物を演じるハン・サンジンは、『イ・サン』以外にも2011年の『根の深い木-世宗大王の誓い-』や2012年から2013年放送の『馬医』などに出演している。
その中で、現在日曜日の午後11時から放送されている『ヘチ 王座への道』では、司憲府の監察のウィ・ビョンジュ役を務めている。
そんなハン・サンジンは、『イ・サン』キャスティングされた次の日からアクションスクールに通って、武術や用場の稽古しっかりと行なった。
しかし、それは文官のホン・グギョンを演じる彼には必要のない稽古だったようで、監督から「文官は乗馬だけで十分だ」と言われたという。
そのため、撮影が始まったときはまだ馬にうまく乗ることができなかったハン・サンジンは、前半の撮影で何度か落馬したことから馬に乗るのが怖くなってしまったようで、夜に山道を走るシーンのときは代役を立てていた。
彼は、自身が演じるホン・グギョンに対して、28歳の若さで最高の権力を持つ地位につき、彼の右に出る者はいないほどの頭脳を持った人物という印象を受けていた。
さらに、彼には撮影の中で自分が許せないことがあった。
それは、ドラマの中でホン・グギョンがサンと初めて会うシーンでのことだった。
そのシーンを撮っているとき、徹夜での撮影だったために40回ほどNGを出してしまったらしく、それが死にそうなほど恥ずかしかったハン・サンジンは、自分なりに完璧にセリフを覚えて撮影に臨もうと誓ったという。
今後、ハン・サンジンは果たして俳優としてどんな演技を見せてくれるのか。彼の活躍に期待したい。
文=大地 康
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