『オクニョ』でチョン・グァンリョルが気を付けたことは何か

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2016年に放送され、大きな話題となった時代劇『オクニョ~運命の女(ひと)』。

女優のチン・セヨンが主役のオクニョを演じ、共演者には俳優のコ・スやチョン・ジュノ、女優のキム・ミスクなど豪華な俳優陣が出演している。

その中でチョン・グァンリョルが演じたのは、主人公であるオクニョと師弟関係にあるパク・テスだ。

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パク・テスというキャラクターは、ドラマの中で20年間も典獄署(チョノクソ)の地下牢に囚われていた謎の人物なのである。

チン・セヨンが演じた主人公のオクニョは、刺客に襲われた妊婦によって典獄署で産み落とされた女性だ。

彼女は、その典獄署の地下牢に囚われていた囚人たちから様々なことを教わりながら成長していく。その際に、オクニョに武術と学問を教えたのがパク・テスだった。つまり、オクニョの師匠に当たる人物なのである。

そんなキャラクターを演じたチョン・グァンリョルは、『オクニョ~運命の女(ひと)』の中でどんな演技を披露したのか。

チョン・グァンリョル

ベテラン俳優としてのキャリア

チョン・グァンリョルは、パク・テスを演じる際に気をつけたのがカリスマ性あふれる目つきだという。

さらに、パク・テスは武術に長けた体探人(チェタミン)の長なので、片箭(ピョンジョン)の練習を1日に数時間行なっていたそうだ。

ここで、体探人と片箭について説明しよう。

体探人とは、朝鮮王朝の4代王・世宗(セジョン)の時代に、朝鮮来襲を狙う女真族の動向を探るために組織された諜報部隊のことである。

一方の片箭は、時代劇『奇皇后』でハ・ジウォンが演じたスンニャンが好んで使っていた弓のことだという。

役になりきるために、あらゆる練習を欠かさず行なうチョン・グァンリョル。ベテラン俳優として多くの作品でキャリアを積んできた彼の演技は本当にすばらしいものだった。

韓国時代劇には欠かせない俳優として強い存在感を示してきた彼は、今後はどんなキャラクターを演じるのだろうか。多様な役柄に対応できるだけに、次はどんなドラマに出演するのかが興味深い。

文=大地 康

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