『ヘチ 王座への道』のタイトルになっている「ヘチ」とは何なのか

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現在、NHKの総合テレビで日曜日の午後11時から放送されている時代劇『ヘチ 王座への道』。

主人公の延礽君(ヨニングン)を俳優のチョン・イルが演じており、共演者にはコ・アラやクォン・ユル、パク・フン、チョン・ムンソンなど豪華な俳優陣は揃っている。

この作品は、朝鮮王朝27人の国王の中で一番長生きした王として知られる21代王・英祖(ヨンジョ)の若き日を描いている。

【関連】『ヘチ』に登場する司憲府とは何をするところなのか

ちなみに、延礽君は19代王・粛宗(スクチョン)と側室の淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)の息子として生まれた人物だ。

それだけ注目を集めているだけに、多くの人が気になっていると思うが、ドラマのタイトルにある「ヘチ」について説明しよう。

写真=韓国SBS『ヘチ 王座への道』公式サイトより

司憲府の役人の象徴

この「ヘチ」とは中国で伝説として語られている神獣のことで、漢字で獬豸(かいち)と書く。中国で知られている姿は羊によく似た姿をしており、頭には大きな角が1本生えているという。

しかし、朝鮮での「ヘチ」の姿はちょっと違っており、体は羊よりも獅子にしており、頭に角はついていない。

そんな「ヘチ」は善悪を判断する力を持っており、悪いことを極端に嫌うことから正義を象徴する存在として語られている。

そのため『ヘチ 王座への道』でも、不正を働いた官僚たちを取り締まる司憲府(サホンブ)という組織の役人を象徴しているのだ。

ドラマの中でも司憲府の役人はよく登場しており、女優のコ・アラが演じるヨジも司憲府の捜査官として活躍する。

彼女以外にも、ヨジの上司であるイ・ピルモが扮するハン・ジョンソクやアン・スンギョン演じる司憲府の補佐官のアボン、南人派(ナミンパ)の没落両班(ヤンバン)であるウィ・ビョンジュという人物も登場する。

今後のストーリーの中で、ヨジたち司憲府の役人がどのように関わってくるのか。そこに注目するとさらにドラマを面白く見ることができると思う。

これから物語がどう展開していくのか本当に楽しみだ。

文=大地 康

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