ハ・ジウォンは1978年に生まれて、2000年以降に女優としてよく知られるようになり、数多くのドラマや映画で存在感のある演技を見せてきた。
すでに40歳を過ぎているが、今も若々しく後輩の俳優たちからもとても慕われている。まさに現在の韓国芸能界で、トップ女優という呼び方がぴったりする人なのだ。
彼女は時代劇でもこれまで大活躍してきた。
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『チェオクの剣』では、華麗なアクションを披露してハツラツとした演技が評判になっていたし、2006年に大ヒットした『ファン・ジニ』では、随所に華麗な舞いを披露して美しい映像美を視聴者たちに提供している。
そんなハ・ジウォンが時代劇の神髄を見せてくれたのが『奇皇后-ふたつの愛 涙の誓い-』であった。
このドラマで、ハ・ジウォンはヒロインのスンニャンを演じたが、高麗王のワン・ユと元の皇帝タファンの間で揺れ動く女性の波乱万丈な人生を演じていた。
ワン・ユを演じたのはチュ・ジンモで、タファンに扮したのはチ・チャンウクだ。ハ・ジウォンを含めたこの3人がドラマ『奇皇后』を興味深く彩っている。
壮大なスケールで描かれていたので撮影がとても大変だったが、それでもハ・ジウォンはいつも楽しく撮影ができたという。その理由は何だったのだろうか。
それは、チュ・ジンモとチ・チャンウクか底抜けに明るかったことだ。
2人の男優は、画面ではとてもシリアスなシーンばかり撮影していたのだが、カメラが回っていないところではコメディアンのように振舞っていたという。
チュ・ジンモはユーモアのセンスが抜群で、周囲をいつもゲラゲラと笑わせていた。しかも彼はモノマネも得意で、ユニークな表情でスタッフや俳優たちを和ませたのである。
チ・チャンウクのほうもとにかく笑いが大好きで、いろんなジョークを常に仕掛けてきて、ハ・ジウォンをとことん笑わせてくれたという。
時代劇の撮影ともなると困難な状況になりやすいのだが、ハ・ジウォンのしてみればチュ・ジンモとチ・チャンウクのおかげで無事に乗り切ることができた。彼女は本当に共演者に恵まれた。
文=大地 康
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