シム・ウンギョンが主演を務める新しいドラマ『群青領域』は10月15日からスタートする。
彼女が演じるキム・ジュニは人気バンド「Indigo AREA」のメンバー。しかし、トラブルが起こる。ボーカルを担う恋人が突然脱退したのだ。衝撃を受けたキム・ジュニはSNSでも攻撃され、心身がボロボロになって海辺の町に逃げ込む。そこで新しい世界をつかむ過程がドラマで描かれていく。
この『群青領域』で主人公のオファーをもらったシム・ウンギョンは、本当に驚いたという。女優として日本でも高く評価されているが、NHKドラマの主役というのは、彼女にとっても特別な重みがあったのだ。
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それもすべて、シム・ウンギョンが積極的に海を越えた成果だろう。
実際、彼女の俳優人生はチャレンジの連続だった。
ソウルで1994年に生まれたシム・ウンギョンは、子役として大ヒット作品で数多くヒロインの子供時代を演じてきた。特に、『ファン・ジニ』や『太王四神記』での演技は、大人顔負けの天才ぶりだった。
その後の成長を実証したのが、映画『王になった男』での女官の役だった。イ・ビョンホンを相手に勘のいい演技を披露して大評判になった。
以後は主役級の女優となり、映画『怪しい彼女』では、老婆にまで変身する奇怪なキャラを痛快に演じた。
とにかく、シム・ウンギョンは変化がある役作りを好んでいた。
こうして韓国で実績を積んだ彼女は、子供の頃から興味を持ってきた日本に進出した。日本語の勉強もずっと続けていたので、言葉の問題もなかった。
そして、映画『新聞記者』では政権を追及する新聞記者に扮して、日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞まで獲得した。この映画は社会派の力作として高い評価を受けたが、シム・ウンギョンの功績も本当に大きかった。
さらに、テレビ朝日系の『七人の秘書』では、専門知識がずば抜けた医療秘書の役に扮した。このドラマでも存在感が際立っていた。
そして、今度は『群青領域』で主人公のキム・ジュニを演じることになった。シム・ウンギョンの多彩な表現力が本当に楽しみだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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