チョン・イル主演の時代劇『ヘチ 王座への道』に出演している俳優のクォン・ユル。
作品に彼が演じたパク・ムンスはとても正義感の強い人物で、実際の歴史でも朝鮮王朝時代に官僚の不正を暴く暗行御史(アメンオサ)として活躍した。
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序盤では、とても親しみやすい雰囲気を感じさせるパク・ムンス。性格は明るいがおせっかいな部分や図々しい部分がある一方で、他人を思いやることのできる温かい心を持っている。
しかし、後半では雰囲気がガラリと変わり、怒りをあらわにすることが増えた。そんなパク・ムンスの怒りをクォン・ユルはどのように引き出したのだろうか。
彼は、これまでに俳優としてたくさんの役柄を演じてきたが、そのときは恐怖を感じさせるものなどいろいろな種類の怒りの表現があった。
そんなクォン・ユルは、パク・ムンスの怒りを正義感からあふれる熱い怒りだと思い、自分の正義が通らないもどかしさや、正義に燃えるパク・ムンスの叫びを視聴者に感じてもらうために、その熱量を表現しようと意識したようだ。
ドラマで何度も見てきたパク・ムンスの怒りを見せるシーンは、かなり迫力があった。クォン・ユルは俳優としての全力が感じられ、前半とは違った魅力を感じられた。
果たして、これからパク・ムンスはドラマの中でどんな活躍を見せてくれるのか。
この『ヘチ 王座への道』に関しては、本当に物語の先の展開がまったく予測できない。だからこそ、次回の放送が待ち遠しくなってしまう。
その理由は、やはりクォン・ユルを始め、主演のチョン・イル、ヒロインのコ・アラなど豪華な俳優陣たちの見事な演技や面白いストーリーに彩られているからだろう。
このドラマのシーンを一瞬たりとも見逃さずに、ぜひとも最後まで楽しんでみよう。
文=大地 康
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