チャン・グンソクは、2020年5月に兵役を終えて芸能界に復帰した。たくさんのオファーが殺到しており、彼は復帰作となる新作を慎重に検討していることだろう。
そういう作品に時代劇が入っている可能性もあるはず。なにしろ、チャン・グンソクは時代劇にとても縁がある俳優だからだ。
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何と言っても、チャン・グンソクの名前が世に知れたのは韓国で2006年に放送された『ファン・ジニ』だった。
このドラマでは、ハ・ジウォンが美しい主人公を演じきったが、そのラブロマンスの相手役になったのがチャン・グンソクだった。
それからもチャン・グンソクは、『快刀ホン・ギルドン』で印象的な演技を披露していたが、「時代劇のチャン・グンソク」を強烈にアピールしたのが2016年の『テバク~運命の瞬間~』だ。この作品はまさに時代劇の大作だった。
堂々たる主役はチャン・グンソクだったが、共演俳優の顔ぶれがすごかった。大ベテランのチェ・ミンスとチョン・グァンリョルが迫力のある演技を見せたし、子役から大人の俳優に成長したばかりのヨ・ジングがチャン・グンソクのライバルとして立ちはだかった。
タイトルの『テバク』というのは、韓国語で「大当たり」という意味があるが、まさにチャン・グンソクにとっては俳優人生において大当たりになる作品だった。
このドラマでチャン・グンソクが演じたのは、チェ・ミンスが扮した粛宗(スクチョン)の息子となる王子だった。
しかし、運命によって賭博師に育てられて、やがては朝鮮王朝の国王に人生を賭けて挑んでいくというストーリーだった。
このドラマの撮影中にチャン・グンソクは、「俳優人生のすべてを賭ける」と語っていたし、撮影が終わった後は、「自分のすべてをさらけ出した」と満足感を語っていた。
このように、自分が100%の力を出し切れる作品に巡り合うというのは俳優にとって最大の喜びであるに違いない。
そして今、チャン・グンソクは新しい作品に取り組もうとしている。兵役によって長い空白期間を余儀なくされただけに、今はエネルギーがみなぎっていることだろう。
彼がどんな次回作を選ぶのか大いに期待したい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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