ソン・イェジンは韓国のトップクラスの女優として長く活躍してきたが、最近は『愛の不時着』の人気に伴って、日本でも大ブレイクしている。韓国の美人女優の代名詞とまで言われているほどなのだ。
このように人気を誇っているソン・イェジン。どういうわけか時代劇とはイメージが結びつかない。
実際に時代劇に出たキャリアも少ないのだ。やはりソン・イェジンというと、現代劇のヒロインとしての活躍が目立ってきたのだ。
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そんなソン・イェジンがこれから時代劇の主人公として登場するとすれば、どんな役がふさわしいだろうか。
最初に強調しておきたいのは、ソン・イェジンであれば韓服がとても似合うということだ。清楚なイメージを持った彼女は正統的な美人であり、伝統的な衣装がかならずマッチするだろう。それだけにぜひ時代劇の主人公として活躍してほしい。
そのうえで、ソン・イェジンが扮するヒロインを想定してみよう。
すぐに思い浮かぶのが、朝鮮王朝で一番美しい王女だったと言われている敬恵(キョンヘ)王女だ。この敬恵王女は5代王・文宗(ムンジョン)の娘であり、15世紀の中盤に実在した女性である。
とにかく絶世の美女と称されており、ソン・イェジンが扮すればイメージがピッタリな演技になることだろう。ちなみに『王女の男』では、女優のホン・スヒョンが敬恵王女を演じていた。
次に時代劇でソン・イェジンのヒロインをイメージしたなら、ぜひ演じてほしいのが純元(スヌォン)王后だ。彼女は23代王・純祖(スンジョ)の妻であり、自分の実家の一族で政治を動かした女傑でもあった。
すごい大物なのだが、なぜか時代劇ではあまり取り上げられてこなかった。そういう新鮮なキャラクターであるだけに、ソン・イェジンが演じたらどのように変貌していくかが興味深い。
演技力に定評があるソン・イェジンのことだから、純元王后を美しいだけでなく、深い人間性まで巧みに表現してくれるのではないかと期待できる。
ぜひ、ソン・イェジンには本格派の時代劇に主演してほしい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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