ついに『善徳女王』の最大最高の史実エピソードがドラマに出てきた

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『善徳女王』では、11月21日の第58話でついに「あの超有名なエピソード」が登場した。それは何かというと、中国大陸に君臨する唐が善徳女王に無礼を働くという出来事だった。

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まずは史実から見ていこう。643年のことだった。高句麗(コグリョ)や百済(ペクチェ)との戦闘が非常に激化する中で、善徳女王は唐に向かって使者を派遣した。これは唐からの援軍を要請するためだった。ところが、唐の態度は冷たかった。

「そもそも新羅は女性が国王になっているので隣国から軽んじられているのではないのか。我が国の王族を派遣するので新羅の国王にすればいい。そうすれば我が国も援軍をいくらでも送ることができる」

このように言われてしまった。間違いなく善徳女王に対する侮辱であり、「退位せよ」という勧告でもあった。しかし、善徳女王は逆に発奮した。

「他の国に頼るよりは、まずは自分たちで国を強くしなければならない。そのためには有能な人材をどんどん育てなければ……」

このように考えた善徳女王は、644年に金庾信(キム・ユシン)を大将軍に選出した。その期待に応えて、彼は素晴らしい働きをして、新羅を強い国に導いていった。

これが史実の出来事だ。まさに善徳女王の新たな意欲を示す逸話だった。

『善徳女王』
『善徳女王』でイ・ヨウォンが演じたトンマン(写真=(C)MBC)

興味深い場面

このエピソードが今度は『善徳女王』にも使われている。ドラマでは唐から使臣が新羅にやってきて、その者たちがトンマン(イ・ヨウォン)の面前で「女性が国王になっているので、他の国から軽んじられています。唐から王族を送るので、その人に国を任せてはどうか」と言われてしまう。

これに激怒したトンマンは使臣を軟禁してしまうというストーリーになっていた。『善徳女王』というドラマは大半がフィクションなのだが、時には歴史的なエピソードを巧みに生かして物語を大いに盛り上げている。唐の使臣がトンマンに無礼を働いたという話もその1つであり、とても興味深い場面になっていた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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