Netflixで配信されている『100日の郎君様』は、K-POPグループ「EXO」のD.O.ことド・ギョンスが主人公の記憶喪失になった世子(セジャ)のイ・ユル(ウォンドゥク)を演じていた時代劇である。韓国では、2018年にtvNで放送されていた。
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共演者には、ウォンドゥクの偽の妻ユン・イソ(ホンシム)に扮したナム・ジヒョン、イ・ユルの父親で国王のイ・ホを演じたチョ・ハンチョルなどがいた。
ドラマの中で、ド・ギョンスはいつも不機嫌な世子をありのままに演じていた。
しかし、イ・ユルは悪徳高官のキム・チャオンによって暗殺されそうになる。九死に一生を得て記憶喪失になりながら、別の人生を歩むことになるのだが‥‥。
そんな状況の中でキム・チャオンは行方不明になっているイ・ユルを死んだことにしようとする。身代わりの遺体まで用意させて、キム・チャオンは世子を自分の意のままに替えようとする。
こんなことがまかりとおったら、王朝は最悪の状況になってしまうが、もし実際の歴史で世子が亡くなったらどうなったのか。
原則を言えば、世子が世を去れば、その世子の息子に一番目の王位継承権があった。つまり、世子の一家に王位が移っていくのだ。
たとえば、『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムが演じた孝明世子(ヒョミョンセジャ)が21歳で早世したときも、その息子が世子を引き継ぎ、後に24代王の憲宗(ホンジョン)として即位している。そういう王位の継承プロセスが大切だった。
王位継承に関することは韓国時代劇でもよく描かれるが、実際にはどんなことが起きていたのか。その歴史を調べていくのも面白いかもしれない。
ドラマの中では、ド・ギョンスを始めとする多くの俳優たちが抜群の演技でドラマを盛り上げている。出演者たちの演技を堪能しながら、歴史についてもいい勉強になるだろう。
俳優とアイドルとして活動するド・ギョンスのこれからの活躍にさらに期待したい。
文=大地 康
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