ユ・スンホが演じる仮面の世子は絶大な権力で守られていた!

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時代劇『仮面の王 イ・ソン』に登場する世子(セジャ)は、果たして権力者だったのか。見た目には、そう思えなかった。なにしろ、ユ・スンホが演じる世子のイ・ソンは、いつも謎に包まれている存在だったからだ。彼は素顔を隠すために常に仮面をかぶっている。

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それは、命を狙われる明確な理由があったからなのだが、それにもかかわらず、ドラマの中でイ・ソンは世子として難問を次々に解決していく力があった。

その前提になっていたのは、朝鮮王朝の国王が世襲によって継承されることだった。こうした世襲で大切なのは、国王の次を担う世子の選出である。新しい国王といえども、いつその寿命が尽きるかはわからない。王朝の継承を途絶えさせないためにも、ますます早く世子を定める必要があるのだ。

実際、世子は早ければ5歳くらいから決められる。そして、平均すると10歳ほどで世子は結婚し、15歳になると成人と見なされて王朝の公式行事に次々と参加する。必然的に、政治の舞台でも国王に次ぐナンバー2として国家の重大事項を決定する権限を持ち、経験を積んだ後は「将来の国王」として念入りに準備をする。そして、もし国王が崩御すれば新しい国王として即位するのである。

『仮面の王 イ・ソン』では、世子のイ・ソンが罪に問われた庶民を赦免する場面が如実に描かれるが、法律や刑罰に関しても世子は自らが決定権を有していたのだ。このように、彼は法の域を超えた存在とも言えた。

(写真=韓国MBC『君主-仮面の主人(原題)』ポスター)

世子の存在感

ただし、楽観は許されなかった。たとえば、英祖(ヨンジョ)の息子であった思悼世子(サドセジャ)は、父親の命令で米びつに閉じ込められて餓死している。あるいは、仁祖(インジョ)の息子であった昭顕世子(ソヒョンセジャ)の場合は、父親に毒殺された疑いが濃かった。

このように、父親である国王と確執があると、世子の命もどうなるかわからなかった。そういう史実をふまえて『仮面の王 イ・ソン』を見ていると、ユ・スンホの演じる世子の存在感がとても重厚に感じられた。

文=康熙奉(カン・ヒボン)

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