【『七日の王妃』の暴君】燕山君の側室の数ははるかに少なかった!!

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『七日の王妃』は、典型的な三角関係を描いている。パク・ミニョンが演じている端敬(タンギョン)王后をめぐって、兄の燕山君(ヨンサングン)と弟の晋城大君(チンソンデグン)が対立していく。実際、この異母兄弟は対照的な性格をしていた。

【写真】【悪役となったイケメン】『七日の王妃』で燕山君を演じるイ・ドンゴン

ドラマでイ・ドンゴンが演じた燕山君は性格がきつく、粗暴な面があった。一方、ヨン・ウジンが扮している晋城大君は優柔不断な性格だった。

そんな2人を比べて見ると、とても意外なことがあった。それは、側室の数が決定的に違うこということだ。

晋城大君は燕山君が廃位になったあとに中宗(チュンジョン)として即位したが、端敬王后を離縁したあとに、側室を数多く抱えるようになった。詳しく調べてみると、中宗は38年間の在位期間中に合計で9人の側室を持っていた。

そんな側室が産んだ子供の数も13人に及んだ。

一方の燕山君はどうだったのか。

燕山君が抱えた側室は意外に少なかった(Licensed by KBS Media Ltd. © 2017 KBS. All rights reserved
ドラマ『七日の王妃』より。DVD好評リリース中・U-NEXTにて見放題配信中)

張緑水に執着した燕山君

彼の在位期間は約12年間だったが、側室は3人だけだった(そのうちの1人が悪名高い張緑水〔チャン・ノクス〕であった)。

また、側室が産んだ子供も3人だけだった。

在位期間が違うので単純な比較はできないが、それにしても、暴君として知られて酒池肉林を繰り返した燕山君が抱えた側室の数は、意外に少なかった。

それとは反対に、優柔不断だった中宗が持った側室の数はかなり多かった。彼は、愛する端敬王后と離縁せざるをえなくなってから、寂しさをまぎらわせるために側室をたくさん抱えるようになったのかもしれない。あるいは、元から女性好きという傾向があったのかも。人は見かけによってわからないものだ。

それは、燕山君も同様だ。彼は張緑水に執着しすぎて他の女性にあまり目が向かなかったかもしれない。それが「側室3人」という数にあらわれている。

ちなみに、燕山君と中宗の父であった成宗(ソンジョン)が抱えた側室の数は9人だった。この点で、中宗は父をみならったのかもしれない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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