イ・サンを取り巻く3人の女性の中で「大妃」になったのは誰?

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2PMのジュノが主演している『袖先赤いクットン』(原題)が放送開始からとても評判がいい。早くも傑作という称賛の声が起こっているが、このドラマでジュノが演じているのは、イ・サンこと22代王・正祖(チョンジョ)である。朝鮮王朝後期の名君としてあまりにも有名な国王だ。

そして、イ・セヨンが扮しているヒロインは、宮女のソン・ドクイムである。この女性はやがて正祖の側室になる宜嬪・成氏(ウィビン・ソンシ)だ。

彼女は歴史的にも正祖に愛されたが、名を高めることはできなかった。それは、正祖の正室だった孝懿(ヒョイ)王后があまりに評判が良かったからだ。人気ドラマの『イ・サン』では女優のパク・ウネが扮していたので、その役をよく覚えている人も多いだろう。

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孝懿王后は、とても性格が良かったことでよく知られている。「王妃の中で一番の聖女だった」と書いている歴史書もある。本当に素晴らしい女性だった。

しかし、子供を産むことはできなかった。正祖としては後継ぎの誕生を側室に頼ったわけだが、その際に一番の存在が宜嬪・成氏であった。

(写真提供=MBC)

正祖を取り巻く重要な女性たち

彼女は、正祖の期待に応えて王子を出産した。それが、正祖の長男となった文孝世子(ムニョセジャ)だ。

世子(国王の正式な後継者)になったほどだから、無事に成長したら間違いなく次代の国王になって宜嬪・成氏も大妃(テビ/国王の母)になれたはずだが、文孝世子は幼くして亡くなってしまった。

その後、宜嬪・成氏は二度と出産することはできなかった。

結果的に、正祖の後継ぎとなる純祖(スンジョ)を産んだのは、綏嬪・朴氏(スビン・パクシ)であった。

彼女こそが、他の2人が得られなかった「大妃」という称号を得ることができた。

以上の3人が、正祖を取り巻く重要な女性たちである。その中で宜嬪・成氏を大きく取り上げたのが『袖先赤いクットン』というわけだ。

このドラマで彼女はどのように描かれるのか。『イ・サン』ではハン・ジミンが演じていたが、今回のイ・セヨンはどんな演技を見せてくれるだろうか。大いに期待が高まっている。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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